2013年08月01日

iOS版 Amazon Kindle アプリでもカスタム辞書が使える!!

iOS版Amazon Kindleアプリが更新されてVer 3.9になりました。これによってまたひとつ、純正Kindle本体にアプリ機能が近づきました。Kindleストアで購入・ダウンロードしたKindle辞書をカスタム辞書に選択できます。いままで公式には「動作保証外」だったKindle用「英辞郎」も使えます!

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すでにKindle Storeで購入済みで、「クラウド」から「端末」にダウンロードしてあった仏仏辞書のLe Robert DixelやWebsterの仏英、伊英辞書などはアプリを立ち上げただけで認識されました。













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例えばイタリア語書籍を読んでいる時にWebsterの伊英辞書を選択します。そのあとは単語をハイライトする度にポップアップする辞書Look Upが指定したWebster辞書を参照するようになります。この選択をしなければ、デフォルトの伊伊辞書が検索されるのはいままでと同じです。












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自分でMobipocketを使ってAmazon Kindleが対応するPRC形式に変換した無料イタリア語辞書Giappitalix。これを「send to Kindle」を使って自分のパーソナル・ドキュメントライブラリに送り込んでみました。







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しばらくして、他のダウンロード辞書と同じように選択肢に表示されるようになりました。上のiPhoneスクリーンショットではLe RobertのDixelをクラウドから端末にダウンロードしてありましたが、こちらのiPadスクリーンショットにはまだダウンロードしてないものなので表示されてませんね。

DixelもそうなのですがKindleフォーマットの辞書はやたらとサイズが大きいので、クラウドからのダウンロードが超時間かかります。AWSのAmazonとは思えないダウンロードスピードなのでびっくりするくらいです。









IMG_0798.PNGKindle用英辞郎を頒布している東村ジャパンのサイトを見てみたところ、Kindle用英辞郎も同じように「send to Kindle」でiOSアプリに追加できるようになった、と動作確認情報がありました。ただ英辞郎、こちらもLe RobertのDixelと同様ににサイズが相当にデカイので(スモールサイズの辞書でも25MB、ラージサイズだと200MB弱)、果たして標準で入っている「プログレッシブ英和辞典」に加えて更に英和辞書が必要か?とは自分に問いかける必要がありそうです(左は英辞郎1.31。現在の最新版は1.38くらいのはずです)。









Kindle PaperWhiteが発売されても変わらずに(めげずに)愛用しているKindle Touchでもファームウェアがアップデート(5.3.7)されました(以下、PaperWhiteでも同様と思います)。辞書Look Upの画面がレイアウト変更に。さらに辞書Look Upの中でスクロールができるようになりました。いちいち「Full Translation」をタッチして辞書の閲覧画面に飛ばなくても、語義の画面をスクロールして読めます。DixelやZingarelliのように辞書として語義の項目が多い辞書には助かります。


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語義をずらぁ〜と並べられてもスクロールで対応できるように。手動インストールした前述のKindle用英辞郎でも同様の機能効果があります。

さてそろそろPaperWhite買おうかなあ、どの海外よりも日本の方が安いんですよねえ。楽天Koboのおかげで。 

















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2013年05月27日

DAN BROWNの最新刊「インフェルノ」イタリア語版がKindle eBookで9.99ユーロ

いいのか。こんなに安くて?5月に出たばかりだぞ?「ダヴィンチコード」のダン・ブラウン最新刊だぞ?

書籍版で20.00ユーロするというのに。Mondadori(イタリア語版発行元)も攻勢かけてるなあ。

(下記の画像をクリックするとamazon.itの該当ページに飛びます。アフィリエイトではありません)
Inferno (Versione italiana) (Omnibus)


ところでこのKindle eBook、通常の無料試読サンプルとは別に、イタリア語版の最初の1章を「無料」で試読できるようになっている。本体の販売解禁1週間前に「予告編」として無償提供されたらしい。特別無料版のリンクはこちらから。でも、販売が解禁となった今となっては通常の無料試読サンプルで読める範囲の方が広いので(6章までくらい)、この特別無料「予告編」の存在意義はたぶんない。

角川が出す日本語翻訳版は2013年冬刊行予定だそう。相変わらずのペース。

イタリア人が大好きな、というかLiceoの卒業試験で出てきかねないダンテの「神曲」が中心の素材になっているそうだから、またBeligniさんが取り上げるのかしら。地元ネタなんだからそりゃ売れるだろうし、売る気いっぱいなのだろうな。










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2013年03月20日

イタリアRAI3の長寿テレビドラマ「Un Posto al Sole」、「Year One」を順次配信

イタリアのテレビ局「RAI3」が1996年から放映する長寿ソープドラマ「Un Posto al Sole」このブログで何度か取り上げたことがありますが、放映開始から15年以上を超えてさすがに「どういう話の流れなのかさっぱりわからない」という視聴者が増えてきた様子。

それはそうでしょう。なにしろ18年にわたって、毎週月曜日から金曜日まで毎日、しかもイースター休暇だろうが、クリスマス休暇だろうが、大晦日だろうが、正月元旦だろうが、それどころかイタリア上院下院総選挙だろうがオリンピックだろうが、なにひとつ臆すること無くいつものゴールデン時間帯(午後8時35分〜)放映を続けるモンスタードラマなのですから。。。。。(褒め過ぎか)。そんなさすがの「Un Posto al Sole」もヴァチカンの「La nuova Papa」が指名されたはちゃっかり放映を中止して特別番組に切り替わっていたり。なんともカトリックなイタリアらしい展開でしたけどね!(いやいや、その翌週には放映日程がずれた分を取り返すべく2日分を一気に放映するという相変わらずの最優先扱いを受けていましたが。。。)

で、話は戻って「最初の頃の話がぜんぜんわからない」という視聴者のために「Un Posto al Sole: Year One」と題して、番組初回から100回分までのエピソードを順次ネットで配信するとのこと。前日放映した番組すらも有料課金でないとネット視聴できない某ネット後進国の準国営放送局と異なり、もちろん無料配信です。

配信元のURLはこちらです。

なにがすごいかというと、初回がいきなり1996年のナポリ風景で始まること。うーん、1990年台半ばでもこんなものかあ、と時代感が半端ありません。登場人物の服装、髪型ひとつを見ても、この頃のナポリがいかに当時日本で知れ渡っていた「イタリア」のイメージとずれていたかが感じ取れます。

ドラマの演出も俳優の演技ひとつみても、ちょっと微笑んでしまうような独自の感覚があります。はっきり言ってしまえば、「ダサい」。しかも、繰り返しますが、それが1990年台半ばのことなのです。当時の感覚と割り引いてみても、「ダサい」です。そう考えると最近のこの番組の感覚はかなり「イタリアの現状に近づいてきていて、この20年近くのイタリアの中のナポリ」の変化を感じます。やはりメディアやらマスマーケティングの席巻やらでどんどんとライフスタイルやセンスの均質化が進んでいるのでしょうか。



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posted by ATENARI 研究開発部 at 23:00| イタリア・イタリア語 | 更新情報をチェックする

2013年02月20日

モロッコ料理レシピ本「The Food of Morocco」が素敵

家でついているテレビチャンネルと言えば、ほとんどいつもFrancofonieの広告塔、フランスTV5。そんな我が家ではマグレブのレシピが標準食(大嘘)。

エジプトとマグレブ諸国で「アラブの春」が世間の話題となっていた時期にも「ひき割り小麦」食文化と「クスクス食文化」の境界線はどこにあるのか、などとまったく視点がずれていた話で盛り上がっていた(この解答についてはフランスで比較文化研究をしている人の「クスクスの謎」という本に詳しい)。

そんな我々が香港のブックストアで表紙の絵に引き込まれるように手にしたのが「The Food of Morocco」。モロッコ料理のレシピ本。

以前、衝動買いしたインド料理のレシピ本よりもさらに厚い重い。500ページを超える本格派。

さすがに香港から持って帰るのも手間なので、amazon.co.ukに発注

レシピ本なんだけど、とにかく写真が美しい。食をレシピとしてだけではなくて、食文化として伝える趣旨。だから写真も料理の写真だけではなくて、現地で調理をしている調理場の風景や食べている街頭の人の表情も捉える。モロッコ料理のリアリティはここにあり、と。

IMG_3231-lightroomed.jpg「The Food of Morocco」、Paula Wolfert著

19歳の時にモロッコに足を踏み入れて以来、50年以上もモロッコを始めとするマグレブ、地中海圏の料理を研究・取材している著者。この本もこれまで知られていなかった地方料理にまで踏み込んで本来のモロッコ料理レシピを収集する。











IMG_3232-lightroomed.jpg美味しそうな写真。豆のスープだよね。朝ごはんかな。
スープにスプーンが1本、ただそれだけでこの本のレシピにリアリティが生まれる。










IMG_3233-lightroomed.jpgタジン鍋がずらり。

タジンレシピの充実ぶりと言ったら!この鍋の数並み!

というか、この本ではまず新しいタジン鍋のエージング方法から入ります。






IMG_3234-lightroomed.jpgフランスのレシピに度々出てくるカルドン

そうか、やはりこちらから(にも?)来たのか。これ日本でも普通に売らないのかな。フキノトウ、ブロッコリーやセロリが売れる国なんだから、絶対売れるのに。








IMG_3235-lightroomed.jpg正真正銘の「モロッコいんげん豆」!

海外ではこれグルグルに巻いて売ってるのよね。。。










タジンを代表としてモロッコ料理の良いところは肉と一緒にたくさんの野菜が摂れるところ。タジンのタンパク質だって羊じゃなくても牛でも鶏でも魚でもいいしね。イスラム圏じゃあ絶対やらないだろうけど、原理的には豚でもまったく問題なく作れちゃう。野菜はカブでも大根でも人参でもなんでもいい。材料が沢山種類あればあるほど美味しい。

採れる野菜が違っても、食べる肉が違っても、人間の味覚の発達の仕方がモロッコでも日本でもちゃんとお互い分かり合える様になってる。

なにかすごいことのように思えるけど、忘れかけてた基本中の基本。




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posted by ATENARI 研究開発部 at 00:00| 研究開発日記 | 更新情報をチェックする