2009年07月11日

画竜点睛

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ひげを銀蒔絵で描き加え、ようやく完成しました。
これで一人前になったドラゴン、ほぼ1年にわたり硯箱を借りたままて塗りと蒔絵を施していましたが、やっとお返しできます。

さて次はと。
雲間に見え隠れするドラゴン、の予定。
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2009年07月06日

大江戸骨董市

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屋根こそないものの、快適な環境で見てまわれる場所でした。
場所柄、富岡八幡宮よりオシャレな品ぞろえ、リバティのヴィンテージワンピースやアンティークグラスなども。

ほぼ「ハコ」にしぼって見て歩き、予算の3倍する繊細なカーヴのちいさなハコや、3mmくらいの象牙のつまみがついた吸い込まれるような使用感の引き出しのお針箱に溜息つきつつ、予算内でもなかなか良いもの見つけました。
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この立体的な組み合わせの感じがよいです。
開けていくときの楽しさがあるデザイン、これから考えます。
塗装剥がして下地作り直し、塗り直し、そして蒔絵と、さていつ完成することやら(笑)。

中古品の帯を血眼で漁る(失礼!)海外からの観光客、隣の店の人が一点の湯飲みに目をつけてやって来て羨ましそうに手に取る姿、集う人の観察もまた面白い骨董市でした。
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2009年06月14日

富岡八幡宮で骨董市

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イケてるおねえさんもちょっと事情分かってるつもりの外国人も集う門前仲町は富岡八幡宮の骨董市

蒔絵の木地となるしっかりとした造りの箱がないものかと探しに。今時、良い箱が手に入らないのは硯屋さんとまったく同じ嘆き。しっかり作ってもらおうと思おうものなら、ヘタすれば中味よりも高くついてしまう。

こちらが必要とするのは蒔絵加飾の下地にする箱であるから、昔のしっかりした造りの箱がいい、というのは間違いないのだけど、目にした時点で既に立派な加飾がされてしまっていて、剥がしてしまうのには余りに勿体ない、なんてことが多い。箱はしっかり出来ているのだけど、飾りはしてないようなもの、この頃合いが選択を狭める。

骨董品を取り扱うお店に行くと、こういう中途半端なニーズに応えるある意味実用的な箱はおいてなくて、きちんとお値段がつくような立派な箱しかない。なので、探す場所は半分シロウトの人がやっているような骨董市、というかガラクタ市の方が良いかなあ、と。

そんな目的で出かけたワケだけど、出店者200超とか。。。一通り見たら早くもオヤツ食べたくなって、早々に退散!!

お気に入りの甘味処「いり江」を再訪できたのが最大の収穫でした(笑)。

こちらの寒天は相当に気合いが入って作られたもので、テングサからのヨードの香りがして食感が素敵なのですよ。塩気が目立たない程に調整された赤えんどう豆(いわゆる豆)も、ソフトに炊きあげた小豆(アズキ)もこのお店独特ですごくよくまとまってる。御徒町界隈の甘味処と違ってとても洗練。骨董市を口実に(笑)是非どうぞ!

(となりのオバサンがところてんを2人前の大盛で平らげていたのはナイショ)
 
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2009年05月24日

ドラゴン完成!!

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ついに完成。

蒔絵は最後に磨いて仕上げて初めて、ニュアンスや素材同士のバランスが見えてくるのが難しいところ。
だからこうやって素材や技法を組み合わせた作品を完成させる、その積み重ねでしか得られないスキルがある。

宝珠の部分は何の素材を使おうか迷ったけれど、少し透明感のある雲母蒔きで。

さてこれは間に合わせたかった展示会へ直行。
次はもっと、技法が複雑に組み合わさって調和する作品にトライしたい。

とはいえ古典をなぞることはあくまでしない私。
アレンジ癖は生まれつき。
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2009年04月28日

ドラゴンその5

硯箱にドラゴンの蒔絵加飾を進める、その第5回目。前回、稲妻の部分に青貝を微塵蒔きしたところから。

蒔いた青貝の上から漆を何度か塗ることで青貝の固定を確実にする。蒔かれた青貝は一旦漆の下に隠れることになるので、一見地味な表面に戻る。

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左が青貝の微塵蒔きに梨地漆を塗った状態。梨地漆は半透明な茶色のため、何となく青貝が透けては見えるが、前回の画像と比べるとかなり地味になっているのがわかる。


次に右が梨地漆に隠れた青貝を再び磨きだしたもの。これで表面は青貝が露出して、青貝の微塵破片のすき間には梨地漆が残って破片をより強固に固定した状態になる。

なおドラゴン本体も右の方が輝いて見えるのは金蒔きをした箇所も一部研ぎ出し始めたから。

この「研ぐ」作業が蒔絵の工程では重要で時間もかかり、蒔絵を始めたばかりの人は「これは蒔き絵ではなく研ぎ絵では」と一度は思う。

6月に作品発表会があるのでそろそろスケジュールが気になり始めた。
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2009年03月30日

ドラゴン その4

硯箱にドラゴンの蒔絵加飾。その第4回目。

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今回は青貝を使った螺鈿の工程。
下ごしらえとして、貝を細かく砕き、ふるいにかけて4種類の粗さに分ける。
今回は面積が大きいので、一番粗い貝を蒔き詰めることに。
接着剤となる漆を塗り、青貝を微塵に砕いたものを蒔いた後、筆先を使って触れるか触れないかのタッチで、立ち上がった貝を撫でて落ち着かせる。
その後、すき間を埋めるように、一段細かい貝を蒔く。
また筆で落ち着かせる。

今回はここまで。

接着剤がわりの漆が完全に乾いたら、3回ほど漆を塗り込んでから、磨いていきます。

さてドラゴンの勢いに負けない、稲妻に仕上がるかどうか。
 
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2009年02月21日

ドラゴン その3

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少し進捗したドラゴン蒔絵。

ひとつひとつ、鱗と鱗の間を0.5mmずつくらい空けて描く。アウトラインを描くのでなく、アウトラインを描き残す「描き割り」という技法。空ける幅が狭すぎても、あとで金粉を蒔いたときに埋まってしまうのでその塩梅が難しい。


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2009年02月01日

ドラゴンその2

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呂色磨きされた硯箱に下絵を写したあとの続きである。

塗り込みと言って下絵の輪郭から内側を埋めるように薄く漆を塗ったあと、白いところは銀粉、茶色のところは金粉を薄く蒔いた状態。

銀粉だから銀色、と思ったらそうではなくて、酸化した状態なので白いのである(よく銀が黒く変色しているのを見かけるがこれは酸化ではなく硫化現象)。この白い表面を磨きにかけることで銀色になる。

同様に金粉も金色ではない。粒子が小さいことに加えて、金に配合されている銀やその他の金属が酸化して黄土色に見える。これを磨き出すとキレイな金色になる。より粒子が大きい金粉、例えば平目粉などだとさすがに金色に見える。

蒔絵の技術は16世紀〜17世紀の安土桃山時代にはほぼ完成されていて、その後の蒔絵文化はある意味惰性、屋上屋を重ねるようなところもあったという。ちょうどこの頃、中国では明末。墨の制作技術が黄金期に達したとされる時期と重なる。

蒔絵と墨には時代だけでなく、その特徴にも重なるところがある。例えば制作されてからの経時変化が大切なところ。墨は制作されてからすぐでは乾燥が足りず、墨自体が柔らかくて膠も強くベストな状態ではないと言われるが、蒔絵でも出来たばかりの頃は磨かれた直後だけに表面の反射だけは強いものの透明度に欠けて美しさが完成していない。時間が経つほどに漆の透明度が増して、なんとも微妙なとろんとした表情が生まれてくる。新たに制作した墨に古墨とまったく同じ品質を求めても無理なのと同様、作ったばかりの漆箱や漆盆に古い漆箱や漆盆の風合い、品格を求めても、「無理無理!」なのである。

漆も墨も突き詰めれば自然由来有機系の顔料・染料である。有機、と簡単にまとめてしまうけれども、そこには人類がいまだに理解しきれていない、雄大かつ極微小、複雑かつ単純な化学プロセスが人間主導のスピードではなく自然宇宙のスピードで進行している。それらが我々の感覚を刺激し続ける微妙な変化を徐々にもたらし、手に取る人を楽しませてくれる。


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2009年01月16日

ドラゴン

ATENARIのブランドキャラクター(?)ドラゴンを呂色漆で磨き上げた硯箱の上に蒔絵しようという壮大な(無謀な?)計画なのです。

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まずは下絵を磨き上げた漆の上に写し取ります。下絵は線描のみです。しかし下絵を写しただけでもこの後の大変さが伺い知れるというものです(笑)。
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2008年12月21日

夜光貝

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蒔絵で螺鈿につかう夜光貝。貝殻内側の表面を薄く薄く削り出すことで得る。薄さはわずかに0.2mm。更に薄い0.1mmのものもある。夜光貝そのものはサザエの一種だそうである。
 


 
螺鈿に使う貝はこの夜光貝の他にも鮑、白真珠の母貝として知られる白蝶貝などがある。それぞれに貝殻内側に形成される真珠層の光沢と色彩に特徴があり、蒔絵の図案や色調に合わせて選択する。ちなみに夜光貝の薄片が貝螺鈿材料としては一番値段の張るものである。食材として売られる(沖縄では売ってるのをよく見るらしい)夜光貝よりも薄片の方が高いらしいですよ!

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左が夜光貝。右が鮑。


 

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ペリっと折り曲げただけで折れるほど薄い。
 


ジュエリーに用いられる真珠と同様、これらの貝殻内側に形成された真珠層は光を多層的に反射している。つまり鏡のように一つの面で全ての波長を反射しているわけではなく、波長によって光を反射している面が表面から深かかったり浅かったりする。そのためになんともぼんやりとしたまた見る角度によって色彩がピンクにも緑にも青にも変わると言った変化を見せる。

蒔絵で螺鈿に用いる場合にはこういったある程度の大きさをもった薄片をそのまま用いると言うことは殆どなく、微塵捲きといって貝片を細かく微塵に砕いてから漆で木地に貼り付け、螺鈿とする。これによって薄片の状態では色彩ムラのある表面の色が均質化されて狙った通りの色彩で木地を覆うことができる。
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2008年11月30日

蒔絵の手板

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ATENARI商品開発部は私の硯箱に蒔絵加飾を施す3年(?)計画のためにこんなことやってます。習作だそうです。蒔絵の世界では「手板」と呼びます。

東京芸術大学美術館で蒔絵関連の展示を見ると、大学に保存されている昔の蒔絵手板が見られることがあります。蒔絵の加飾技法を片っ端から試したこれら手板の中には最早その技法がどういうものだったか判らなくなっている、二度と再現できない手板も数多くあるそうです。

蒔絵による丹念な加飾を施した道具や嗜好品が生活の中からどんどん消えていった明治以降、道具とともに道具を作ってきた技法までが失われてしまったことは大きな文化的損失と言わざるを得ません。しかしそういう文化的な損失も創造も含めて、全てを巻き込んで進歩(?)してきたのが人類文明であるのですから、それもまた致し方ない世の常ということになるのでしょうか。


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2008年11月25日

鼈甲のかんざし

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職人さんにお願いして鼈甲のかんざしを試作中。鼈甲と言えば、絶滅危惧種であるタイマイという海亀の甲羅のことで、要はタンパク質たる角質が堅牢に固まったもの。仕組みは皮膚から硬くなった人間の爪と同様。そんな簡単なことなのに、このタイマイの甲羅以外では代替となる自然素材が見つかっていない。ワシントン条約で厳しく管理されているために原材料を輸入することもままならず、この材料に依存して製品を作ってきた鼈甲職人、業者の多くが廃れていった。

鼈甲を自分で弄ってみると判るのだが、鼈甲の素材としての優れた特性を理解すればするほど、人類が「プラスチック」という石油由来の合成樹脂を欲しがった理由が分かる。

とにかく鼈甲は曲面加工がしやすい。コストや手間を考えなければ天然素材であるにも関わらず、何枚も貼り合わせることで比較的自由な厚みを出せる。しかも接着剤のような助けを必要としない。熱を加えると写真のような微妙な曲線を保った立体が(もちろん職人の熟練した技のもとでは、だが)生み出される。そしてこれらの接合や湾曲加工の強度、耐久性が抜群である。正倉院宝物に鼈甲製品が含まれていることからもそれは判る。

自然の素材でこれほどに人の手で加工することが容易で特性も優れた素材ならば、もっと容易にもっと沢山と、と思うのは人の道理。便利なものをいかに効率的に拡大生産できるようにするか。自然の素材から学んだ知恵を人工素材作りに活かすことで近代工業は発展してきた。プラスチックを考えついた人たちは鼈甲の長所も短所も十分分かった上でやったに違いない、と確信させるのである。

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2008年10月20日

硯箱: 呂色磨き






ATENARI商品開発部に硯箱を漆で塗って貰いました。「呂色磨き」と呼ばれる技法で、漆塗りの表面は鏡面のようにテカテカに輝きます。写真撮影しようにも鏡のように激しい映り込み(汗)。天井も壁面も部屋じゅうの全てが見える(笑)。

漆塗りに使う漆については圧倒的に日本産の漆が上質。中国産は日本産に比べ遙かに安く出回っていますが、そもそも漆採取のプロセスマネージメントが全然違う。漆なんたるかのフィロソフィーから違うというか。なので質的にも美観的にもどうにも日本産には敵いません。

このような呂色磨きで100%天然樹脂としての漆の美しさを表現するためには質の高い日本産漆で仕上げないと満足出来る輝きにはなりません。

しかし日本産もそれについには中国産も漆を取るもととなる漆の木が減ってきて、漆を取る漆掻き職人もほとんどいなくなって、漆器職人達は危機感を募らせています。


なお商品開発部からの情報によると、今後この硯箱には壮大な(?)加飾が為される計画。3年ほどかかりそうですが(爆)。
 
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2008年05月28日

ぺんてる蒔絵筆#2 筆先を拡大






材質はナイロンということになっていますが、微細な加工が毛先になされていることが分かります。



もうここまで出来るのであったら、ねずみ本根朱筆との比較や差異や優劣と言った話は一切必要なく、純粋に一つの製品として究極を目指した驚異的な完成レベルに達していると感嘆せざるを得ません。

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左:ぺんてる#2 中央:村田ねずみ根朱 右:ぺんてる#1






筆の風情はだいぶ似せて作っていることがわかります。材質となるナイロンが茶色のため、色が茶色のネズミっぽいですね!今後のロットでは材質が黒のナイロンに変わるようです。筆先を洗う時などに黒よりも茶の方が汚れの落ち方が分かっていいんぢゃないか、とも思うのですが。

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上:ぺんてる#2 中央:村田ねずみ根朱 下:ぺんてる#1






筆穂のアゴがだいぶ違います。漆の持たせ方、降り方がかなり違うのではないでしょうか。



ぺんてるもかなり頑張っていて、毛先には微細な水毛加工が施されていることがわかります。ルーペで見ただけでもその工夫の様子が分かりますが、顕微鏡で見ると更に面白いのでは。

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上:ぺんてる#2 中央:村田ねずみ根朱 下:ぺんてる#1






本根朱と違って、筆先の長短を調整することは出来ません。そのためか筆軸の構造は簡単になっています。

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上:ぺんてる#2 中央:村田ねずみ根朱 下:ぺんてる#1






筆の長さは村田九郎兵衛の赤軸本根朱筆とほぼ同じ。ただ筆軸の構造と太さがかなり違います。筆軸の材質はプラスチック。また筆軸の表面をマット加工にして滑りにくさをコントロールしているため、握ったときの感覚は実際の太さ以上にさらに骨太に感じます。持った感覚は。。。。。軽い!!!

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2008年05月19日

面相筆との比較






奥から「村田九郎兵衛 黒軸脇毛短(ねずみ毛)」、「村田九郎兵衛 黒軸極細(玉毛=ネコ)」、「大野久夫 赤軸根朱替(たぶんコリンスキー)」、そして日本画用の面相筆(たぬき)。



一番手前の面相筆は画材店でよく見かける筆。日本画で使う筆としては一番筆穂が細い種類。面の眉や人の髪の毛を描くのに使うという。筆穂の長さは根朱筆とそう大きく変わらないけど、太さはまったく違う。筆穂の根元についている筆軸の細さを比べると一目瞭然。特に黒軸脇毛と根朱筆の細さは格別。



この面相筆はたぬきの毛なので腰はかなり強いのだけど、それでも鼠毛のコシの強さには遠く及ばない。面相筆はあくまでも「タッチ」を表現するための絵筆。



あ、ちなみにユザワヤで買いましたw

 

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2008年05月12日

クマネズミ

蒔絵筆の材料となるクマネズミの原毛調達について。

害虫、鼠駆除をやっている業者が駆除方法を研究するためにクマネズミとか駆除対象の動物を飼育しているそうだ。

駆除会社研究者のブログ。顔はカワイイ↓
http://www.cic-net.co.jp/blog/2007/10/post_54.html
ここのブログ、ほかのページはゴキブリとか沢山いるので、うっかり開くの禁止(笑)

また小笠原などの離島で外から持ち込まれたクマネズミなどの繁殖が問題になっていて、離島でのクマネズミ駆除が国の予算を貰って研究事業化されているとか。そんなところから入手出来たりするのかも知れない。

小笠原で罠にかかったクマネズミ。普通にキレイな顔してカワイイ↓
http://www.cic-net.co.jp/blog/2008/05/07/

国会でも筆の原材料の話など伝統工芸を支える道具を作ること自体ができなくなっていることが議論されたことがある。材料の入手が改善される兆しがあるのかもしれない。
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/169/0037/16902280037002a.html

国会の委員会で経済産業大臣答弁も含めて議論されたのは平成20年、つまり今年の2月。行政になんの施策もなければ答弁で言及されることもなかったはず。

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