2013年02月20日

モロッコ料理レシピ本「The Food of Morocco」が素敵

家でついているテレビチャンネルと言えば、ほとんどいつもFrancofonieの広告塔、フランスTV5。そんな我が家ではマグレブのレシピが標準食(大嘘)。

エジプトとマグレブ諸国で「アラブの春」が世間の話題となっていた時期にも「ひき割り小麦」食文化と「クスクス食文化」の境界線はどこにあるのか、などとまったく視点がずれていた話で盛り上がっていた(この解答についてはフランスで比較文化研究をしている人の「クスクスの謎」という本に詳しい)。

そんな我々が香港のブックストアで表紙の絵に引き込まれるように手にしたのが「The Food of Morocco」。モロッコ料理のレシピ本。

以前、衝動買いしたインド料理のレシピ本よりもさらに厚い重い。500ページを超える本格派。

さすがに香港から持って帰るのも手間なので、amazon.co.ukに発注

レシピ本なんだけど、とにかく写真が美しい。食をレシピとしてだけではなくて、食文化として伝える趣旨。だから写真も料理の写真だけではなくて、現地で調理をしている調理場の風景や食べている街頭の人の表情も捉える。モロッコ料理のリアリティはここにあり、と。

IMG_3231-lightroomed.jpg「The Food of Morocco」、Paula Wolfert著

19歳の時にモロッコに足を踏み入れて以来、50年以上もモロッコを始めとするマグレブ、地中海圏の料理を研究・取材している著者。この本もこれまで知られていなかった地方料理にまで踏み込んで本来のモロッコ料理レシピを収集する。











IMG_3232-lightroomed.jpg美味しそうな写真。豆のスープだよね。朝ごはんかな。
スープにスプーンが1本、ただそれだけでこの本のレシピにリアリティが生まれる。










IMG_3233-lightroomed.jpgタジン鍋がずらり。

タジンレシピの充実ぶりと言ったら!この鍋の数並み!

というか、この本ではまず新しいタジン鍋のエージング方法から入ります。






IMG_3234-lightroomed.jpgフランスのレシピに度々出てくるカルドン

そうか、やはりこちらから(にも?)来たのか。これ日本でも普通に売らないのかな。フキノトウ、ブロッコリーやセロリが売れる国なんだから、絶対売れるのに。








IMG_3235-lightroomed.jpg正真正銘の「モロッコいんげん豆」!

海外ではこれグルグルに巻いて売ってるのよね。。。










タジンを代表としてモロッコ料理の良いところは肉と一緒にたくさんの野菜が摂れるところ。タジンのタンパク質だって羊じゃなくても牛でも鶏でも魚でもいいしね。イスラム圏じゃあ絶対やらないだろうけど、原理的には豚でもまったく問題なく作れちゃう。野菜はカブでも大根でも人参でもなんでもいい。材料が沢山種類あればあるほど美味しい。

採れる野菜が違っても、食べる肉が違っても、人間の味覚の発達の仕方がモロッコでも日本でもちゃんとお互い分かり合える様になってる。

なにかすごいことのように思えるけど、忘れかけてた基本中の基本。




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2012年07月19日

マンゴパウダースパイス

どこかのインド料理本で見かけたマンゴパウダー。マンゴチャツネとは違う。マンゴを乾燥させて粉末にしたものらしい。フレーバーパウダーと考えればそこまでだけど、見かけた本での分類はあくまでもスパイス。

日本でも通販で入手できるらしいことは知っていたが、ふらりと入ったハラルフード専門の食材店で見つけたので買ってみた。店はパキスタンの人がやっていたけど、この商品はインド製。

IMG_1491-lightroomed.jpgドライマンゴパウダー。「Pure & Fresh」と書いてあるけど、ドライパウダーでFreshはなかろう〜。と思いつつ、パウダーになる前のフルーツがフレッシュだと言いたいのかと好意的に解釈。














IMG_1494-lightroomed.jpg箱の中味。外見はクミンパウダーか、コリアンダーパウダーか、といったところ。









IMG_1496-lightroomed.jpg粉末の状態。口に入れてみると酸味があって美味しい。インド料理と言わず、なんでも合いそう。甘くないわけではないけど、マンゴーの甘みよりはずっと酸味を感じる。青マンゴーからなのかな。

購入したその日はニンジンのサラダにクミンシードと一緒に入れてみた。ヨーグルトの上にかけてマンゴラッシー化してもよさそう。魚のソテーを焼く途中でふりかけてもいい。夏の食欲減退時にはこういうしゃきっとしたフレーバーが嬉しい。





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2012年07月18日

India: The Cookbook (1.5KG)

indiacookbook20120504.jpgとあるインド料理店の店内でさりげなくディスプレィされたインド料理本の中に特異な存在を発見。

とにかくデカイ。本の背表紙に本の重量(1.5KG)が書いてある!

で気になってみて、タイトルからamazon検索をしてみる。

 

「India: The Cookbook」(リンクはamazon.co.jpの該当商品ページへ)。

頼んだメニューがやってくるまでの店内でうっかり発注してみた。

やってきたその本はなんといま流行りのトートバック入り!


CookbookPicture20120504.jpg総ページ数が960ページにもわたる総合インド料理本。ビリヤニとプラオだけで1チャプター割いてあるような感じ。北から南まで。

ベジタリアンメニューやお米メニューが豊富なので、夏のスタミナ不足をスパイス料理のバリエーションで乗り切りたい人にオススメ。


湯洗い法でパスタみたいに茹でたパキスタン米と、この本さえあれば、夏バテも乗り切れそうな気がする。。。
 


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2012年05月25日

フランスのバレエ雑誌2題

ATENARIブログの中の人がひそかにバレエ好きということは広く知られたことですが(嘘)、そんなわけでここにはバレエ雑誌が転がっています。

以前、英語フランス語イタリア語が併記になっていて「語学学習とバレエ鑑賞が正々堂々と両立出来る!」というなんともあり得ないくらいニッチな(自分たちだけ?)ニーズに合致した雑誌、「Ballet 2000」を紹介しました。

今回はその後に購読してみたフランスのバレエ専門雑誌を紹介します。「Danse」誌「Danser」誌です。「これ商標登録的には微妙で係争あるんだろうな。。。。」みたいな似たタイトル同士ですけどね。。。。

しかし内容と体裁は「Danse」誌と「Danser」誌で大きく違います。

danse20120506.jpg

まずは「Danse」誌。この年間12回発行の月刊誌はバレエ舞台にかなり特化していて、公演記事、コンクール記事などはありますが、本当舞台関連の写真、記事しかありません。特集記事も例えばグルジアで行われた「アナニアシヴィリの舞台生活30周年」記念公演にまつわるものだったりします(この記念公演は日本の新書館が出しているバレエ雑誌「ダンスマガジン」でも今月発行の最新号で特集されるはずです)。

ananiashvili20120506.jpgアナニアシヴィリ舞台生活30周年記念公演の記事

公演だらけ、と言ってしまえばそれが一番ふさわしい形容になるのですが、日本のバレエ雑誌ではめったに紹介されないようなフランスの地方バレエ団やヨーロッパのバレエ学校の舞台公演を紹介してくれます。
danse20120524a.jpgミラノ・スカラ座バレエ学校の公演を両面見開き写真で、なんて日本ではお目にかかれない。。。

地元(発行元はパリです)パリ・オペラ座バレエ学校の舞台公演ともなると何ページにもわたってページを割いて写真付きで記事にしています。フランス国内だと地方のバレエ団だけでなく、日本ではあまり知られてないコンクールもカバー、フランスバレエ文化の懐の深さを改めて実感できます。カットを厳選しているに違いない舞台写真もとにかく素晴らしいです。本当にバレエが(特にフランスを中心とするヨーロッパ西半分のバレエが)大好きでとにかくどんなバレエでもバレエ公演でも貪欲に知っておきたい、という「Balletholic」さん、「Theatre-Goer」さんなら必携の雑誌です。日本では知られないままの奥深い、幅広いバレエ界を知っておかないと何か損した、何か間違ったままでいるような気もしますし。。。。

danser20120506.jpg

一方の「Danser」誌。こちらは年6回発行の隔月刊になりますが、インタビュー記事やメイキングの取材もあって、舞台評以外の特集記事も多彩です(紙も印刷も良く、お値段もこちらの方がちょっと高い。それでも7.50ユーロぽっきり)。2012年3・4月号ではパリオペラ座バレエ・エトワール、ルテステュのインタビューや、日本で何回も公演をしているアクラム・カーンがバングラデッシュに里帰りする紀行も。写真だけ見ていても、読み物として読んでも楽しいです。

agnes20120506.jpgルテステュのインタビュー


danse20120524b.jpgアクラム・カーン、バングラを行く


また「Danser」の2012年5・6月号には日本でも人気の高いシルヴィ・ギエムが反捕鯨団体「シー・シェパード」のロゴが入った帽子をかぶって、自分は支援者だと発言して、日本ではとても翻訳転載できなそうな(?)インタビューとかウィリアム・フォーサイスのインタビューとか。

danser20120524.jpg相変わらずやってくれますな。


前述した「Ballet 2000」ともども、これらのバレエ雑誌はフランスの雑誌オンライン通販サイト「Journaux.fr」(リンクは同サイトの「音楽・ダンス」カテゴリーに飛びます)で、1冊ずつあるいは事前購入予約で発送してもらえます。「Danse」と「Danser」の2冊を頼んで、日本までの送料込みですと22ユーロちょっとでした。だいたい雑誌本体と同じくらいの送料がかかりますが、航空便で1週間ちょっとで到着しますから、元の定価の安さと中味の濃さを考えると、日本のバレエ雑誌の値段と比較しても割りは良い方だと思います。フランス語も勉強できるし!

それぞれに定期購読もできるのですが、海外への送料を加えるとなるとメールでの問い合わせが必要になることもあるのでちょっと面倒臭いかも知れません。一度単体購入して中味を確かめてから試みられるといいと思います(雑誌内広告で定期購読の詳細もあります)。

「Danser」誌の場合は、公式サイトでも購入、定期購読を申し込めます。ひとつお薦めしておきたいのは「Danser」のバックナンバー。発売からある程度古くなったバックナンバーで在庫が残っていると公式サイトならば値段が安くなるのです。

ということで、1ユーロ100円ふたたび突破を記念して。。。。もう直接観に行った方が安いよ、パトラッシュ。。。。サーチャージさえ無ければ。
 
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2012年05月22日

フランス最長寿クイズ番組「Des Chiffres & Des Letteres」が40周年!

イタリアのソープドラマ「Un Posto al Sole」が3500回を記念、という話をしたばかりですが、フランスでも長寿番組が40周年を迎えました。France3が放送するクイズ番組の「Des Chiffres & Des Letteres」です。

そういえばrai.tvのiPhone/iPadアプリを紹介した際に登場したイタリアRAI1のクイズ番組、「L'Eredita」も10年以上続いています。イタリアもフランスもクイズ番組好きですよね。RAI1の「Affari Tuoi」とか、箱の開けッ子するだけでどこが面白いのか自分には分からないまま、司会者がぐんぐんと引っ張っていくこの番組は毎日異様に盛り上がっています。もう9シーズン目ですし視聴率も高いのでしょう。フランスFrance3の「Questions pour un Champion」も毎日司会者さんともども兎に角ハイテンションです。

クイズ番組で長寿の秘訣は司会者さんのキャラや力量が大きくものを言います。さらにクイズのルールがわかりやすくかつ飽きない、というところにあるのではないかと。「Des Chiffres et Des Letteres」のルールは簡単で、与えられたランダムな数字をおなじように出てきた数列に四則演算を当てはめて作り出すという「Les Chiffres」と、回答者が「母音」か「子音」かだけを選んであとはランダムに与えられた文字列からできるだけ長い単語を作り出す「Les Letteres」の2つからなっています。

Clipboard10.jpg
40周年記念回のタイトルロール。いつもとちょっと違う。


Clipboard09.jpg
与えられた数列に四則演算をあてはめてターゲットの数字を作り出す。


Clipboard08.jpg
アルファベットから最長の単語を作り出す。長さを競う。


たったこれだけを毎日延々と30分近く、それを延々と40年、続けていることになります。

Clipboard06.jpgこれが第一回放送の様子とか。40周年記念番組では最初の司会者やその後の司会者交代の時の様子、海外での同名・兄弟番組などさまざまな「Des Chiffres et Des Letteres」文化が紹介されました。クイズ番組って結構その番組構成自体がライセンスビジネスの対象なんですよね。日本でもアメリカで流行った「クイズ・ミリオネア」がライセンスされて放送されていた時期がありました。


Clipboard13.jpg番組制作現場や装置にまでコンピューターが取り入れられてない40年前には「Les Chiffres」なんか、まあ黒板清書状態ですよ。


自分はクイズ番組は外国語学習の教材としても役に立つと思っています。パターンが決まっているので、文脈を理解するのに苦労がありません。その分、ヒアリング能力やボキャブラリの向上に努めることが出来ます。これはおそらく外国人だけではなくて、母国語として喋る本国人にとっても同じのことのようで、「Des Chiffres et Des Letteres」の番組スポンサーはフランスでも有数の辞書、教育系出版社「Le Robert」になっています。そうそう、iPhone/iPad用、Amazon Kindle用の仏仏語辞書アプリとして紹介した「Dixel」を出している会社です。
 
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2012年05月01日

Amazon Kindle Touchでフランス語辞書「Dixel」を使う

iPad/iPhone用のフランス語辞書(仏仏辞書)として最強、と紹介したLe Robertの「Dixel」がAmazon.frからKindle用eBook("Le Robert Dixel pour Kindle")として発売されてました。

dixel.jpgこのエントリ執筆の時点ではフランス領土内の住所に登録されたKindle限定ですが、amazon.frからお得な値段で購入できます。お値段は19.99ユーロです。


amazon.comでも検索でヒットしますが、こちらだと27.43ドル(執筆時点)になってしまうようですね。。。。まあ、いまのEUR/USDレートだとこんなものかなぁ。それにしても少し戻したとは言え、いまだにユーロの安いこと安いこと。

screenshot_2012-04-30T19_22_46-0900.gifKindle Touchではフランス語用のポップアップ辞書に指定できます。


これでAmazon Kindle Touchにおいても、慣れたフランス語辞書Dixelが使えるようになりました。

ただ、Dixel自体は電子書籍リーダーに最適化して作られている辞書ではないため、特にポップアップ辞書検索目的だと完全にオーバースペックです。語彙数が豊富なので、2番目、3番目のフランス語用辞書に設定しておいて、他の辞書で検索漏れがあったときに最後の手段としてポップアップするようにしておくのが正しい使い道かも知れません。
 
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2012年04月20日

エスプレッソマシン「La Pavoni Professional」のピストンを交換修理

10年以上もほぼ毎朝愛用している完全手動エスプレッソマシン「La Pavoni Professional」。いつしかエスプレッソを抽出するグループヘッドの上部から少量のスチーム漏れを起こすようになりました。上からスチームが少々漏れても下からエスプレッソはちゃんと出てくるし、スチームパイプでカプチーノ用のミルクフォームも完璧なまでに作れるので、そのままで使っていたのですけど、思い立って分解して原因を突き止めることにしました。グループヘッドの上部で圧力を加えるピストンシリンダーを押さえるVガスケットあたりが経時劣化したんだろう、とか軽く考えていたのですけど。いままで10年以上も一度もパッキング交換すら必要なく、全くのトラブルフリーな良い個体だったので甘く見てました。

分解方法などの詳細については既に多くの方がネット上に情報を公開して下さっているので、繰り返しません。

参考にしたのは下記のサイトです。
「Seal Replacement」 by Dr.Pavoni
Home-Barista.com > Forum > 「Lever Espresso Machines」

そして判明した驚愕の事実。

IMG_1110-lightroomed.jpgグループヘッド部を分解して取り出したピストン。なんと。。。欠けています。
この写真では写っていませんが、シリンダー周りにあるピストン上部のクボミには欠けたピストンの破片が粉々になって詰まっていました!テフロン樹脂の抽出液まで飲んでいたことに。。。。!?!?(いや全然そんな感じはなくとても美味しかったんですけどね)

不思議な事は、ピストン上部のVガスケットがこんな状態で斜めになって、それこそ圧力漏れなんか平気で起きていたはずの状態でも、エスプレッソの抽出はなにも障害がなかったことですねえ。ピストン下部でもうひとつのVガスケットが下向きにパッキングとして作用していますから、エスプレッソを抽出するときに必要な下向きの圧力をかけることがたまたま出来ていただけなのかも知れません。使っていた本人たちがおかしいことに何も気づかなかったくらいですから。いつ壊れたのか?すら皆目見当がつきません。


IMG_1108-lightroomed.jpg到着した交換用ピストン。調達方法は上記Forumやネット検索で調べてみてください。見てお分かりの通り、素材がテフロン樹脂から真鍮に変更されていました。その理由推して知るべし。。。テフロン樹脂製ピストンの破損事例はここだけではなかったということでしょう(実際、ほぼ全く同じ破損事例の写真が検索で見つかりました)。


IMG_1114-lightroomed.jpg上部が欠けたテフロン製ピストンと今回入手した真鍮製シリンダーの比較。サイズ的にはまったく問題ないようです。しかし重さは真鍮製の方がかなり重く(もう軽く5倍くらい)、使い勝手にどれくらい影響があるかこの時点ではわかりません。


IMG_1116-lightroomed.jpg取り外した部品(左)。シリンダー(無傷どころか汚れも大してなかったので磨いた程度で使い回し)やVガスケット(これは当然新品交換)で組み直したピストン部(右)。真鍮が金色に輝いてなんかかっこいい。


IMG_1120-lightroomed.jpgグループヘッドにすっぽりとはまった真鍮製ピストン。精巧に作られたマシン!って感じ。


IMG_1126-lightroomed.jpg完成版のグループヘッド部近影(写っているレバーのすぐ下からスチームが少量漏れていました)。
ピストンが真鍮製に変わったことでレバー操作は重くなるのかと心配していましたが、まったくそんなことはありません。レバーを使っててこの原理で動かしますから、5倍の重さはあるピストンでも全く体感は変わりません。いやむしろ、壊れたテフロン製ピストンに斜めに引っかかったような形で残っていたVガスケット(一番上の写真)とピストンシリンダー内部との接触が正常に戻って、もちろん新品に交換されているので交換前より軽くスムースに。


IMG_1121-lightroomed.jpgグループヘッド上部のシリンダー用Vガスケット交換や、エスプレッソパウダーに均等にお湯をふりかける役割のシャワースクリーンを固定するO型パッキングの押さえ作業などにとても役立った先の曲がったピンセット。しかも普通のピンセットと逆で、柄を押すと開くのです。つまり力を加えない状態ではピンセットの先が閉じているので部品を挟んだまま機材の奥の方に取り付ける、とかが簡単にできます。素人が整備するなんてことをあまり想定して作られていない、イタリア製のかなり硬派なエスプレッソマシンですので、このたぐいのプロな道具があるかないかでメンテナンス、修理も作業効率がかなり変わります。今回はこの他にもパートナーの工房用お道具が大活躍でした。

2014/04追記:このページへ「Pavoni 修理」の検索でたどり着く方が非常に多い(ええ、週に2~3回は確実に!)ので、Pavoni修理パーツを手に入れられる海外サイトへのリンクを追加します。

The Espresso Shop (UK):部品ダイアグラムから部品をひとつひとつ発注できます。普通の航空便になりますが、送料も10ポンド程度(2014年4月現在)からと良心的。上記に登場した真鍮製ピストンもあります(自分が購入したのは別のところからでしたけど)。
http://www.espressoservices.co.uk/la_pavoni_replacement_parts.html

色んな所で定期的に交換することが推奨されている(してませんが。。。)パッキング類をひとまとめにしたService Kitがオススメです(製造年が2000年以前か以降で口径が違うのでご注意)
The Espresso Shop La Pavoni Service Kits
http://www.espressoservices.co.uk/la_pavoni_lever_service_kits.html

Espresso Parts.com (US): 発送方法がFedExに決め打ちになっていますので(交渉すればUSPS Priority Mailにしてもらえるとは思うんですが)、送料だけで50ドルを越えます。一度発送されれば、さすがに配送は速いと思いますけど(FedExの標準日程で進めば発送後2営業日くらい)。緊急修理の必要が発生したときくらいかなあ。
http://www.espressoparts.com/LaPavoniHomeEspressoMachineParts

La Pavoniの公式サイト:カタログ(PDF Cataloghi)、マニュアル(PDF Manuali)、パーツ番号一覧表(PDF Ricambi)のPDFファイルなどを機種ごとにダウンロードできます。パーツ番号表は上記サイトにもあるパーツダイアグラムとだいたい同内容ですが、どの部品が機種共通でどの部品は機種・製造年によって品番違う、とか詳細にわかるので、あると便利です。
http://www.lapavoni.com/

それぞれの機種のパーツ番号を記したPDFファイルもこちらからダウンロードできます(サイトが度々改装されてリンクが切れるので、パーツリストへの直接リンクは張りません=2016年10月修正)。

2012年4月にピストンとパッキングを交換して以来、2016年10月を迎えましたが、その後なにひとつ問題は生じていません。一応交換用パッキングのキットとかスチーマーの部品とか予備に買い置いてあるんですけど、まったく手を付けず。そのくらいトラブルフリーなマシンです。

追記おわり。


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2012年04月12日

Kindle Touch ファームウェアアップデート 5.1.0

アマゾンのKindle Touch、日本からも(Amazon.comへのユーザー登録は必要になりますが)購入できるようになって、少しは広がりを見えているのでしょうか。新聞その他のメディアでは「いつ黒船アマゾンが日本の出版市場に乗り込んでくるか?」などと物騒なことを言って業界やそれを取り巻く人たちの危機感をいたずらに煽っているようですが。

さて、そのKindle Touchのファームウェアが再びアップデートされました。今度はバージョン5.1.0となって、機能拡張もされています。

なかでも(自分的に)大きいのはイタリア語を含む欧州言語によるメニュー表示言語の切り替えに対応したところです。イタリア語に切り替えれば、完全なイタリア語電子書籍リーダーになってくれます。他にもドイツ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語(ブラジル)に対応しています。

kindle0.jpg設定メニューの中で新たに「Language(言語)」メニューが階層化されて、「言語」(表示・入力)、「キーボード」(入力)、「辞書」(検索用)が設定できるようになりました。


kindle2.jpg上記メニューでイタリア語を選択して「再起動するか?」に応えると、再起動後にメニューがイタリア語になります。



kindle3.jpgさらに入力キーボードも言語にあわせて切り替えられて、イタリア語仕様になっています。".it"の一括入力キーとか芸が細かい(キー最下段の真ん中)。英語キーボードには".com"があるから、当然と言えば当然ですか。この入力キーボードには省略入力(推測変換?)の機能がついていて、しかもその機能は言語依存に動作するようになっています。キー入力をしていくに従って、それぞれの言語での省略入力候補を表示してくれます。例えば、"Rep"とまでキー入力すると、"Reppublica"が入力候補に表示されます(キーボードのすぐ上)。電子書籍内のテキスト検索のときにはかなり楽です。


検索にも便利な省略入力機能が入っていて、さらには英和辞書が入っていると辞書設定のメニュー画面で「Japanese」の選択項目が出てくるようになっていることとか、その「Japanese」の辞書選択メニュー項目がイタリア語モードにするとちゃんと表示で「Giapponese」に変わるところからみても、内部の言語取り扱い仕様はかなりちゃんとしたものだということが判ります。

実験として実装されているブラウザーの表示用日本語フォントも怪しげなものからきちんとしたものに置換えられたようですし、日本市場への導入準備は着々と進んでいると見ていいのでしょうか。

それにしてもイタリア語は快適すぎる。。。。

screenshot_2012-04-12T16_45_12-0900.gif今回新たに加わったランドスケープモードで伊英辞書をひきつつイタリア語書籍を読む。。。。ポップアップ辞書の表示フォントも綺麗になった様子。


kindlehorizontal20120508.jpgランドスケープモードがわかりにくいからもう一枚追加。eInkのよいところはコピーやスキャナーに乗っけてそのままスキャンできること。


そうそう今回のKindle Touchの欧州多国語対応に合わせて、それぞれの母国語辞書、つまり独独、仏仏、伊伊、葡葡辞書はArchived ItemsのDictionariesから無料でダウンロードできるようになりました(これらの辞書はiOS版/Windows版/Mac版/Android版のKindleアプリで自動ダウンロードされていたものとタイトル的には同じものです)。ようやくKindle TouchでもKindleアプリと同じ多国語利用環境が整ってきたということになります。

今回から無料でダウンロードできるようになった伊伊辞書以外の伊英伊和辞書の追加方法などについては「イタリア・イタリア語」カテゴリーの過去記事を検索して下さい。フランス語も同様の方法で仏和辞書を追加出来ます。

公式Kindle辞書以外で例えばWebsterの対訳辞書は有料購入が必要なのは変わりありません。また相変わらず酷い有様の出元不明なKindle辞書はオススメしません

Kindleアプリではプログレッシブ英和が自動ダウンロードされて、英語書籍の英単語を日本語で辞書引きできますが、Kindle Touchではまだ実現していません。ユーザーが独自に英辞郎なりEDict2なり、プログレッシブなりを設定しない限り英和辞書は使えません。前述のArchived Itemsの中の辞書リストにもプログレッシブ英和はまだ加わっていません。でも英和辞書データをPCにUSB接続したKindle Touchへドラッグアンドドロップでコピーすればいいだけですから、ぜひともオススメします。
 
あと、ポップアップ辞書検索から利用できるようになったマイクロソフトのBingを使った翻訳機能ですが。。。。Touchだとセンテンスやパラグラフ単位でハイライトしてこの翻訳機能が利用できます。利用はできるんですけど、、、、まともに使えれば確かに便利な機能なのでしょうが。。。。。主語と目的語の反転なんて普通の世界なイタリア語の翻訳結果は、、、、目のゴミにもなりません。。。。ちょっと試すだけでも時間のムダです(笑)。
  
 
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2012年02月04日

Kindle Touchが日本からも購入できるようになりました


米国外では正規に購入することが出来なかったAmazonのKindle Touchが日本を含めた海外からも購入できるようになりました(米国amazon.comのアカウント登録が必要ですが日本の住所、日本国内発行のクレジットカードで全く問題ありません)。

こちらから

あいかわらず40ドル割引のかかった広告付きモデルや3G接続機能付きモデルは購入できないようですが。

ファームウェアもバージョンアップされて快適になったKindle Touch。日本語書籍やサイト、PDFファイルを見るのには適していると思えませんが、英語書籍だけでなくイタリア語フランス語eBookをひたすらに読みたいという方にはオススメです(ただしamazonのGeo-Blocking Content機能がフルに、というか過剰に投入されているみたいでamazon.fr、amazon.itのKindle Storeからのebook購入は日本国内IPアドレスからのアクセスではほとんどムリなくらい制約を受けています-このエントリ執筆時点- 2012/05更新→IPアドレス制限は解除されているようです。Kindleの登録住所によってのみ制約されています)。

まあKindle TouchはeBay.comで買ったほうが安くなるような気もするけど。。。。。(自己責任範囲)
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2012年01月23日

アマゾンの「Kindle Touch」がファームアップ5.0.3で快適に!!



Amazon.comが発売する「Kindle Touch」のファームウェアがver 5.0.3にアップデートされました。

Kindleシリーズ共通のアップデート情報はこちらに。

Kindleを登録したアカウントにログインした状態で上記ページにアクセスすると、自分が持っているKindleで最新アップデートがあるかどうか表示されます。無ければ「No Updates required」と出ます。

KindleがWifi経由でインターネットに接続されていれば自動アップデートがかかる筈ですけど、善は急げで上記ページからファームウェアを手動でPCにダウンロードしてUSB経由でKindleに移してアップデートを実行することも出来ます。というか、出来ました。

Kindle Touch
のver 5.0.3アップデート後について言うと、とにかく「まともに動くようになった」、です。まあいままでがタッチパネルの反応といい、ページ間の遷移といい、メニュー間の遷移といい、トロすぎたわけですが。

なかでもeBookの単語を辞書検索するときに単語をタッチしてハイライトさせる操作、これがようやく「おまえタッチ端末って名乗るだけのことはあるな」なレベルになりました。

いままでは画面のタッチを読み取ってるのか読み取ってないのか、画面タッチから2秒くらい遅れてようやくハイライトされる結果(もしくはいつまでもハイライトされない結果、さらに酷ければハイライト動作ではなくてページ送り操作と誤解釈されてページが動いてしまう悲惨な結果)を見てようやく分かる、とかなりイライラな反応速度でした。もうそんなことはありません。

Kindle 4に劣る、とか散々試用レビューで悲惨な評価を受けてきましたが、その汚名も(ほぼ)解消されましょう。

※追記:アップデートしてから1週間使いました。英語でもイタリア語でも書籍画面からの辞書ルックアップが快適すぎて、もう手放せません!
 ただし今回のアップデートは基本機能の実行速度向上が目的のようで、日本語を含むCJKヘンテコフォントやPDFファイルのなぜか縮小表示、実験機能として搭載されているWebブラウザーの実験度などに改良はありません。自炊派と呼ばれる人にはまだまだ縁遠い感じですね。

*後日追記:2012/3/5現在、5.0.4です。5.0.3との差異は機能的なものではなく、アップデート方法の実装が変更されただけの様子(ファイル差分→ファイル置換)。

 
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2011年12月30日

アマゾンKindleはWordnetの夢を見るか?

アマゾンKindle Touchの辞書絡みで余談を。

WordNetというプリンストン大学が進めてきた概念辞書プロジェクトがあります。このWordNetの仕様に準拠する形で各国語のWordNetを作る動きがいろいろな国で行われていますイタリア語のItalWordNetもまた然り。日本語WordNetもまた然り。

階層化された言葉の概念辞書を作るという試みは機械翻訳の研究が始まった頃から計算機に如何に言葉の概念を理解させるか、同義語・類義語を理解・処理させるか、というところから始まりました。日本でも国や大学のお金を投じて、もう何度かこういう電子化辞書を作り直しているような気もします。国家プロジェクトとして機械翻訳とかやってた時代の昔話。その頃からある日本のEDRとか情報通信研究機構に引き継いでまだデータ配布存続してるみたいですね。もはや歴史的な科学遺産?

さて、WordNetが各国語で構築されるようになると、それらの派生物として概念辞書の巨大データから切り出した対訳単語辞書を作ることができます。同じ概念でつながっている異国語の単語同士を対訳としてペアにするやり方で、実際のやり方にもよるのですけど、結構簡単な決定的アルゴリズムでまさしく「切りだす」ような形でも出来ると言っちゃえば出来ます。ネットを検索するとその「切り出し」を実行するスクリプトが見つかるくらい簡単にやろうと思えば出来ます。また辞書検索できるサイトで裏にこういったWordNet APIを利用するスクリプトを使ってるところもあります("wordnet dictionary online"あたりで検索)。こうやって機械的に切り出した対訳辞書を単体の廉価な電子辞書として売ってるところもあります。その辞書の名前は「WordNet」。。。。って、全然変わらないじゃん。

元のWordNetプロジェクトが英語だったこともあり、現在のところは英語中心に対訳辞書を作る試みがいくつかあるようです。英語→英語に始まって、英語→イタリア語、英語→フランス語、英語→ロシア語とか。

概念辞書を作るというところがWordNetの目的であっただけに多分にプラグマティズムいっぱいですが、この「WordNet」由来の対訳辞書は「対訳」用であるだけにKindleのような電子ブックリーダーには向いていたりもします。電子ブックリーダーの辞書には学習用辞書にあるような文例とか語源の説明は要らず、しかもWordNetはそのあたりを最初から切り捨てているものですので。

というわけで、WordNetから派生した英語→英語辞書「WordNet Easy」をKindle Touchに入れて見ました。この辞書自体は無料で配布されています。どういう編集をかけているのかいまひとつですが。。。。その他にもここからもEPWING形式で入手できます。

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英語書籍の辞書検索に対して、「WordNet 3 Easy」が利用されるように辞書設定。




おなじように「WordNet 3 Infused IT」を使うと英語書籍を読むときに英語の辞書検索に対してイタリア語で語義を見ることができます。

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英語の単語検索をイタリア語で。ちなみにこれでイタリア語の方がわからないときには「Full Description」を押してイタリア語辞書の当該ページを開いてから、イタリア語の単語をタップすると今度はイタリア語書籍用に設定したイタリア語辞書(例えば伊和辞書)を検索出来ます。日本語ネイティブとしては面倒だからあまりやることはないと思いますが、イタリア語ネイティブにはいいかもしれない。




「WordNet」由来の英語辞書はamazon.comでも売られていて、こちらは有料です。しかもこれも果たしてどういう著作権処理、頒布権契約になっているのかは確認していません。でもまあ、Amazonで売ってるくらいのものだから、大丈夫なんだろう?とは淡く期待。。。。。最近始まったKindle eBooksのマーケットプレイス版(みたいな)で出版社ではないところ(個人)がコピーライトフリーな原典を元に色々バリエーションをeBook化しているのですが、少々乱戦気味と言うか粗製乱造気味なところがあります。このWordNetの派生物もその可能性を免れないので、特に有料版は、「買っちゃう前のサンプルチェック」が肝要です。その点、無料でサンプルページがダウンロードできるKindleはリスクフリーに出来るのでよいですね。


 
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2011年12月23日

Kindle Touchでフランス語を読む

Kindle Touch特集(?)、イタリア語のつぎはフランス語です。

イタリアのアマゾン、amazon.itにはなんとKindle向けのNewstandが無いのですが、同じ時期にKindle販売とKindle向けのKindle eBookダウンロード販売が始まったフランスのアマゾン、amazon.frには「Journaux et Magazines」として、アメリカのアマゾン本家で言うところの「Newstand」があります。

amazon.comのNewstandにあるのと同じで、新聞・雑誌の2週間無料試読が出来ます。「Le Figaro」や「Le Monde」のようなフランス国内の新聞雑誌メディアだけでなく、FT、the Guardianを始めとするUK、あるいはUS、DE、RU(!)のメディアもレパートリーに入っていてなかなか頑張っています。

どうしたイタリア?どうしたamazon.it?

下記は試しに購読を始めた「Le Figaro」からのスクリーンショットです。

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12月22日に配信されてきた「Le Figaro」の表紙。



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新聞のセクション別目次もあります。トップ記事以外はここからアクセスするのが便利。



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もちろん白黒になるんですが、写真も入っています。レイアウト的にも新聞オリジナルほどには、あるいはiPad用などのDigital版ほどではないものの、読むに特化するならば問題ないといったところ。


ただamazon.comでも問題になったように、月額購読料のお値段(11.99ユーロ)の割にはオリジナルコンテンツから削られている量が半端ないです。iPadかPCで月額15.50ユーロのDigital版見てたほうが中味的には良くない?って率直に思います。向こうはいろいろセールスプロモーションで安く購読できるチャンスがよくあるし(たとえば今日現在、2011/12/31までなら月額15.50→12ユーロのプロモーション中)。Digital版なら過去のアーカイブも閲覧・検索できるし、New York Timesのフランス語セクションもついてるんですよね。

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無料の仏和辞書f2jdicをmobi形式に変換してFrench用に設定したので、Kindle Touchならではの「単語にタッチ」で仏和辞書検索も働きます。


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イタリア語の辞書設定でやったのと同じように、仏和辞書が取りこぼした単語は仏英辞書の「Webster's French-English Translation Dictionary」が拾ってくれます。日頃はもっぱらこっちを頼りにしてます。


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これまたイタリア語用の辞書設定でやったのと同じで、仏和→仏英と辞書検索が失敗した単語は仏仏辞書へ検索しに行くように設定しました。




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電車の中でさらりとKindleを取り出して、つり革に掴まりながらでも片手で読める、というところではKindleのフォームファクターが最善だと思うのでKindle版もいいかも知れません(iPadだと片手はムリ。iPhoneだと新聞レイアウトは小さすぎ)。Kindle Touchならば、上下にスワイプで前後の記事、左右にスワイプで前後のページ、と操作も直感的でわかりやすい(このマニュアルにあった画像はタップでのページ操作ですが、片手持ちの時はスワイプの方が余程便利かつ安定)。



最新号が自動でプッシュされてくる仕組みになっているので、更新はKindleをWifi環境に置いておけばいい、という楽さもあります。

あとは中味の充実を取るか、気軽さを取るか、ですね。
 
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2011年12月21日

Kindle Touchで無料英和辞書「EDICT2」を設定

EDICT2は無料で一般公開されている英和辞書データです。元は和英用の研究データとして構築されたものを英和に変換したとか。その後JMDictとして英語日本語以外にも拡張されています。

このEDICT2はAmazon Kindleが対応しているPRC形式に変換された状態でも公開されています。PRCなので変換もまったく必要なくKindleに放り込めばいいだけ。

さっそくPRCファイルをダウンロードして、PCにUSB接続したKindle TouchのDocumentsフォルダーに入れてみました。

あとはKindle上で他の辞書を設定するときと同じです。MENU→SETTINGS→DICTIONARIES→ENGLISH(最後の言語別辞書設定はKindle Touchのみ)

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英語用辞書のリストにEDICT2や英辞郎Mobi版(Kindle Touch対応ファイル)、元から入っているOADとODE。最初にODEを設定してOK→次にOADでOK→次に英辞郎でOK→最後にEDICT2でOK、と設定を繰り返すことでEDICT2→英辞郎→OAD→ODEの順番で検索にいきます。順番を変えたければ、その順番の逆でどうぞ。最後に選択された辞書がその言語における(Kindle 4までで言う)「Primary Dictionary」になります。



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EDICT2からの検索結果を表示したところです。



英辞郎の方が検索で出てきた語義が実用的と感じます。英辞郎も英和対訳辞書ではあるのですが、EDICT2はさらに簡易な英和対訳辞書でしかない、と言った感じです。英語1語に対して日本語1、2語の説明、みたいな。さくさく読んでいける人にはこれでいいのかもですが、文脈にあわせて語義を解釈し直さなければいけないときにはこれでは情報が足りないと思います。対訳辞書にいわゆる学習用英和辞書みたいな内容を期待しても間違いでしょうけど、元が研究用であるEDICT2の物足りなさはかなりあります。Kindleで速読してるときに学習用辞書のごちゃごちゃ語義や用例が出てきても、それはそれで表示速度の問題もあり、イライラしてしまうでしょうけど。

また格変化については慣用表現として定着しているものを除いては対応していないようです。

ま、それぞれお好きに、ということで。
 
EDICT2は無料辞書なので、有料英和辞書の英辞郎などに向かう前に語数や活用への対応や語義の説明内容など一度試してみてはいかがでしょうか。

そういえばWordNet由来の英和対訳辞書ないね。。。。。いまの時代、それくらいの辞書が無料でどこでも使えるようになるべきだと思うのだけど。
 

 
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2010年04月22日

ナクソスミュージックライブラリーのiPhone/Touchアプリが優秀すぎる

前回エントリとはiPhone/iPod Touchアプリ繋がりで。

クラシック音楽専門のナクソスレーベルをはじめとする準CD品質音源をインターネットで聴取できる「ナクソスミュージックライブラリー」

月額1,890円の定額料金でナクソスグループのCDライブラリーだけではなくて、音源提供している提携各社のレーベルが持つCDライブラリーも好きなだけ聴取できる。その延べ数は今日現在、CDにして41,178枚、曲数にして591,313曲とか。

ながらで聴くための音源としてはこれで充分じゃないの?と思うほどの規模を誇っている。Naive英国ロイヤルフィルハーモニーシカゴシンフォニーの自主制作レーベルから、ナクソスグループの民族音楽を採り上げているレーベルやジャズのタイトルで有名なチェスキーレコードなどなども含まれていて、コアなクラシックからいわゆるクラシックに留まらないジャンルもカバーしているのが素敵。「興味あるけどお金出してCD買うほどでもないなあ」というあたりのペリフェラルな音楽的関心を押さえるのにも最適。

そのナクソスミュージックライブラリーにアクセスするiPhone/iPod Touch版のクライアントソフトがiTuneストアで無料公開された、と聞いて早速ダウンロード
 


 
コレいい。

すごくいい。

仕事しながらのBGM環境がすっかり入れ替わりました。先月までは夜な夜なDommuneだったけど、先々月まではRadio PadovaだったりRadio ItaliaだったりLoliradio Italiaだったけど、いまはすっかりナクソスミュージックライブラリー

じぶんのながらリスニング環境はWifi無線LAN環境でナクソスにアクセスするiPod TouchをOnkyo ND-S1のデジタルトランスポートに装着して、iPod Touchからデジタル出力させたデータストリームをそのまんまデジタル入力を持つアクティブ式のモニタースピーカーに繋ぐ仕組み。
 

 
iPod音源クラスのながらリスニングならこれで充分でしょう(実際には途中にアップサンプリングかましてるけど-古い音源を除く)。Onkyo ND-S1はiPod Touchへの充電環境にもなっているから、iPod Touchのバッテリー切れとかを気にしないで鳴らしっぱなしに出来る。ナクソスミュージックライブラリーの仕様限界まで長〜く作った自分のプレイリストを最初から最後まで1日かかって鳴らし続けてもまったく問題なし。これはiPod Touch単体やiPhoneのモバイルデータ通信環境ではちょっと出来ない芸当。バッテリが持たないからね。PCクライアントと違って、ノイズを一切出さないのも都合が良い。


ナクソスミュージックライブラリー
の配信音源はAACエンコーダーのNeroを使ってるから、128Kbpsというビットレートの割りには音質も頑張ってる。しょせんは非可逆圧縮音源だけど、MP3の128Kbpsと比べたらかなり改善されている。ピュアオーディオなリスニング環境でなければこれで充分でしょう。

なにしろ月額1,890円。下手なCD1枚よりも安い。

平日営業日ほぼ毎日追加され続ける「新着タイトル」を片っ端から聞いていってもまったく追いつかないから、ライブラリ全部の制覇なんて全くのムリ!
 
 
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2010年03月04日

生まれ変わり

以前、骨董市で入手した漆塗りの箱。

塗り直していただいたものが出来上がってきました。
一気に高級感が出ました。

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さて数え切れない黒い面を持つ黒い立体。気のせいか、入れ子になった箱が挑戦的な表情です。

どう料理しましょう。

しばらく眺めて、ああでもないこうでもないと空想しながら、楽しみたいと思います。
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2009年10月05日

東京インターナショナルオーディオショウ

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週末、有楽町の東京国際フォーラムで「東京インターナショナルオーディオショウ」が開催されていたので偵察に。

タンノイ、JBLにマランツ、アキュフェーズ、マッキントッシュやマークレビソン。みんなまだ残ってるんだなあ〜と感心。生産拠点はだいぶ変わったみたいだし、市場の評価も変貌したメーカーもあるようだけど。

団塊世代のお財布を財源としたアナログ回帰ブーム、さらには昨今のマイケルジャクソン死去やビートルズのデジタルリマスター盤などにも支えられて、高級オーディオ市場にもうひと風が吹くのだろうか。

今回会場でとにかく目についたのはPCトランスポート。最近顕著に伸びている傾向らしいが、展示しているベンダー、ディストリビューターの多くでパソコンにエンコーディングしたソースを載せ、アップサンプリング機能がついたDAコンバーター経由でのデモが多かった。1本あたり200万円を軽く超えるスピーカーや800万円にも達するアンプのデモシステムの横で10万にも満たなそうなノートパソコンがデモの要として鎮座していたりするのが微笑ましい。

この20年間オーディオ市場を停滞させてきた元凶(?)とも言えるコンパクトディスクのオーディオ品質。これに捕らわれないで済む音楽再生が実現できるのがPCトランスポート、ということで旧来のアナログレコードには最早手を出さない若い人でもこれまでになかった品質(クォリティ)のオーディオを楽しめる機会が生まれつつあるのだから、喜ばしいこと。

一般大衆消費者が「クォリティ」という言葉に敏感になってくれれば市場はもっともっと伸びる。そういう市場が世の中には沢山あるのです。
 
まあ、まずは作り手・売り手がそれ(クォリティ)をどうやって伝えていくか、からだね。
 
 

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2009年03月22日

不器用な道具

「誰もが簡単に」をキーワードにひた走ってきたイマドキのデジタル時代にも使い道に一瞬戸惑う道具がある。そんな道具を「不器用な道具」と呼んでみる。

デジタルカメラ。いまやフィルムカメラ時代以上のカメラ市場、周辺市場に育ったそうだ。携帯電話と並んで「誰もが簡単に」を体現した道具の一、二を争うのではないだろうか。

それはそうだ。いまのデジタル画像処理技術を持ってすれば、フィルム時代のカメラでは撮れなかった画像が楽々撮れてしまう。

例えば、夜空の下で撮ったスナップ写真。昔ならば無理矢理な増感現像かISO1600〜3200相当の赤外線白黒フィルムでも使わなければ暗闇以外何も映らなかった。そんな環境でもそこそこのカラー写真が撮れる技術はとっくに確立されている。

曇り空の下で撮影して鮮やかな色調を再現することも。

レンズの曲面収差もカメラ内でデジタル処理して軽々と取り除く。

撮影後にパソコンに取り込めば、Photoshopを初めとした画像加工・修正ツールでいかようにでも気に入るまで画像修正できる。

一方で、そんな写真にはリアリティがないと感じる人もいる。

フィルム感度がISO400くらいの室内写真。ここいらの写真になると議論がまっぷたつに分かれる。室内写真くらいストロボなしで撮れると思っている人。ISO400のデジタル写真にノイズが乗っているのは許せないと思う人。デジタルカメラで撮れる明るさは充分あるのだから、「綺麗に」撮れて当たり前と思う人が多い。

フィルムカメラにはできなかった撮影を可能にするデジタルカメラ。いまどきのデジカメはそういう方向性にもっぱら向かっている。

最近は最初からデジタルカメラしか知らない世代が増えてきて、「フィルムカメラと同じ画質」では理解して貰えないことが増えてきた。もう最初からデジタルだからデジタル処理は当たり前で、フィルムカメラは過去の遺物どころか、「まったく知らない」。だからフィルムカメラの「常識」に縛られない「誰もが簡単に」を体現する物作りをメーカーが迫られるのは自然だろう。

ところが時々、「フィルムカメラ」の方向性を狙ったデジタルカメラに出会うことがある。ISO400程度の画像に平気で粒子感のあるノイズが乗る。曇天で色調はどんよりとしか出ない。手ブレ自動補正も中途半端で暗闇ではブレる。こういうカメラをデジタル世代が見たら、「不器用」「不出来」。「欠陥商品」とまで言われることも。

一方でフィルムカメラ時代の人間にはこれが馴染みやすい。ISO400の室内写真にノイズ、粗さが出ないのは不自然極まりない。暗い部屋は暗く映るのが当然だろう。曇天下の写真が晴れわたった青空の下の写真と同じに撮れるのはおかしい。自分の目が見ているものと同じねずみ色調であって欲しい。まして、わざとぶらして被写体の動きを強調しようとしているのに自動手ぶれ補正で動きを止められてしまっては困る。空気の中の湿度を伝える絶妙なボケ感は必須。勝手にフォーカス合わせるなよ、などなど。

こういう人は万人簡単型デジカメになっていない「不器用なデジカメ」の方に信頼を置く。そういう道具こそ、使いこなす技量を求められると感ずる人も多い。

道具は不器用な方がそれを補うべくの創造力をかき立てられる、というのはこれまたデジタル世代にはない感覚なのだろうか。

すべてのものがすべてのひとに分かりやすくなってしまうのは面白くない。「不器用な道具」こそ「上等だ。かかってこい。」なのである。
 

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2009年02月24日

ATENARI映像制作部(笑)の一幕

他社商品も使って映像撮影のテスト中。テストなのでジュエリーのセットアップはかなりいい加減(その証拠に下に敷いているのが半紙サイズの書道用下敷きというのはナイショ!)。

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ジュエリー撮影のイロハは聞きかじっているけど、聞いてる理屈とやってる実践の距離は果てしなく大きい。なによりも難しいのは光源の映り込みと宝石、それに金属素材や漆塗りされた表面の反射。「そもそもダイヤの輝きはですな、」と小一時間はかかる宝石の輝きの理屈うんぬんをこちらはカメラと光源、それに一番重要なのだけど「ジュエリーの向き」で「その場コントロール」するしかない。しかも宝石本体と金属、それに漆塗面で反射の強度もなにもかも違う。
 
ディフューザー付きの面光源を2枚手に入れてからはだいぶ楽にはなったけど、以前、一般住宅にあるような点光源、線光源を使ってやっていたときは気が狂いそうだった。
 
上記の画像の例では面光源をジュエリー正面の若干左斜め前と上面水平に配置している。
 
問題なのは、明るければいいか、光が均一になっていればいいか、だけではないところ。明るさが均一だと平面平坦真っ平ら〜になってしまう。宝石にしても、リングやネックレスにしても曲面を伴うものだけに表情に乏しい平坦な画面では困る。適度な影がその演出には必須。
 
で、リングに影を出そうとしてみると今度はリングに取り付けられた肝心の石がテーブル(頂上部分の平野のこと)で沈み込む(石内部からの反射で輝かずに影になってしまう)。と言った具合。

光源が二つ以上あるとこの平坦問題はかなり解決する。

道具のせいにしてみたり、露出のせいにしてみたり。でも、まあ腕のせいです。ハイ。
 
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→これは面光源が二つないと出来ない技。商品の上面、それから真下から面光源を当てる。でも上からの光量が全然足りないので存在感に欠けるばかりか薄暗い。デジカメなので明るさはダイナミックレンジの幅の範囲で修正できるけど、存在感(立体感・質感)が薄いので、光を補う必要が。


 
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→正面からの光量が重要なのは宝石に限らないが、表面で直接反射した光と、宝石内部で反射して再び外に出てくる光の両方から反射光が構成される宝石の場合にはなおのこと重要になる。しかし蒔絵の立体感を現すには上面からの光が必要。右の例だと正面:上面水平=1:1なのでまだまだ上面からの光量が不足。

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←ATENARIの最新作クーポラを題材に。上からの光量を増強してみた例。この状態で光量が上面水平:正面=2:1くらい。まあこれくらいあったら、あとはフォトショップでごにょごにょ。。


 
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2009年01月12日

オノオレカンバ

今日のATENARI研究開発部は料理道具の話である。手に持つ道具、手の延長のような道具という意味では筆と同じくらい使い勝手が重要になる。これはオノオレカンバで作られたターナー(木べら)。岩手県二戸市のプラム工芸による製品。

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「オレオレカンバ」ではない、とプラム工芸の人。でもどうしても勢いで「オノオレカンバ」と言えない(笑)。

斧も折れる(ほど硬い)カンバ(樺)」という由来らしい。とにかく硬い。硬い故に切るにも削るにも時間がかかり、木工所で例えばケヤキでおなじものを作るのと比べると2倍の時間がかかるという。端的に言えば2倍の時間工賃。当然単価も高めになる。素材が限られるから数も限られる。大量には作れない。

オノオレカンバが硬い原因は繊維が詰まった非常にしっかりとした素材であるため。つまりは重い。水にも浮かない。ターナーとして加工された薄さなら問題ないが、おなじ売り場にあったおなじオノオレカンバ材の肩たたきなどはこれで肩を叩いたら、持っている手の方が肩凝るのではないかと思うほどのずっしりとした質感を持つ。が、繊維が詰まってる、ということは表面も密ということになる。磨き上げられた表面は素敵としか言いようがない。表面加工は亜麻仁油を塗って磨き上げているだけだと言うが、丁寧に仕上げられたそれは白い木質に華やかな光沢感があってうっとりする逸材だ。

筆などの手工芸系実用品とおなじく、こういった仕組みが簡単な木工品でも(だからこそ?)昨今は品質の低下が激しい。輸入木材を使って人件費の安い中国、東南アジアで最低限の品質管理をクリアしただけでで大量に作られ安価に売られる。実は15年前に買ったターナーがあって、それがいい加減にボロボロになったから買い替えようとしていたのだが、なかなか同じようなものがない。決して特別な材質でもなく、デザインでもなく、15年前には普通にありふれて売られていたターナーなのだが、とにかく今となっては見つからない。見かけるものは木材の質も低く加工も雑、木材の歩留まりを高めることが優先で、適した部位を適した場所に使うなんて配慮がないから美しさどころか表面に至ってはボソボソである。見るからに繊維の詰まり方も粗なところを使って作っているものだから湿度・水を吸い込んで大して保ちそうにもない。探しあぐねて、もう普通の木のターナーなんて二度と手に入らないんぢゃないか、と諦め境地にもなっていた。

そんなところに出会ったのがこのオノオレ。格段に違う。手に持った瞬間に見栄え、重さ、質感、重心の位置、全てに納得感がある。普通のターナー、というワケにはいかない値段だが、この納得感に替えられるものはない。購入決定!。。。。

鳳竹堂さんごめんなさい。東急東横の職人展で江戸筆買わずにオノオレターナー買っちゃいました。まあ、おなじ右手に持つものだからということで許して(笑)。  

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