2014年05月20日

イタリアRAI 3のソープドラマ、「Un Posto Al Sole」が4000回に到達!

イタリアのナポリを舞台に繰り広げられるソープドラマ、「Un Posto Al Sole」の放送が先週16日金曜日の放映でついに4000回へ達しました。

毎週月曜日〜金曜日、この2年ほどは夏のバカンスシーズンのお休みもなく、ひたすらにストーリーを進行させてきたのも、この日のためだったのかと。。。。。いやいや、RAI全体の予算削減の中で、夏休み企画であった別ストーリーラインのプロダクションがなしになっているのが真実なのでしょうが。

この「Un Posto Al Sole」のプロダクション、RAIが放送するフィクションドラマの中でとびっきりの低予算番組であることにも注目です。2014年の番組制作予算を役員会が承認したときの報道によると、RAI 1(RAI Uno)で制作放映されて好評だったミステリー・サスペンス・ファミリードラマの大作「Una Grande Famiglia」の続編(シリーズ3)が90分放送の放映6回分に1040万ユーロ(おおよそ14億円)を要するのに対して、この「Un Posto Al Sole」は年間250エピソード分の制作費用全額が1300万ユーロ程度(おおよそ18億円)です。各回の放送時間が約90分と約23分の比較ですから、1分あたりに換算しても、10:1くらいになります。そのお安くできている分、Un Postoの方が色んな所でおもしろおかしく出来ているのが、またこのソープ・ドラマを「観察」する時の楽しみでもあるのです。制作側の知恵の絞り方が勝負どころ、みたいな。

最近は舞台となるナポリの街に溢れる観光ポイントをストーリーに登場させたりとか、ナポリの古くからの産業である造船業をドラマの中心舞台にしたりとか、地元回帰指向のようなテンションが見られます。これは番組制作を支えるコミュニティとしてのナポリとの共存を図ろうとする制作側の意識の現れなのでしょうか。なにか今の時代をそことなく感じさせます。

記念する第4000回は、これまでのキリ番放送回、2500回や3500回のような特別な演出、特別ゲストはありませんでした。その代わりに、これまでの放送からのスナップ写真を散りばめたエンディングタイトルロールを流しました。

Screen shot 2014-05-20 at 11.01.10 AM.png


その写真の塊が最後には「4000」という数字に変わって。

Screen shot 2014-05-20 at 11.02.34 AM.png


今週からは5000回に向けた(?)、また長い道のりがまた始まるのです。
 
posted by ATENARI 研究開発部 at 22:00| イタリア・イタリア語 | 更新情報をチェックする