2013年03月20日

イタリアRAI3の長寿テレビドラマ「Un Posto al Sole」、「Year One」を順次配信

イタリアのテレビ局「RAI3」が1996年から放映する長寿ソープドラマ「Un Posto al Sole」このブログで何度か取り上げたことがありますが、放映開始から15年以上を超えてさすがに「どういう話の流れなのかさっぱりわからない」という視聴者が増えてきた様子。

それはそうでしょう。なにしろ18年にわたって、毎週月曜日から金曜日まで毎日、しかもイースター休暇だろうが、クリスマス休暇だろうが、大晦日だろうが、正月元旦だろうが、それどころかイタリア上院下院総選挙だろうがオリンピックだろうが、なにひとつ臆すること無くいつものゴールデン時間帯(午後8時35分〜)放映を続けるモンスタードラマなのですから。。。。。(褒め過ぎか)。そんなさすがの「Un Posto al Sole」もヴァチカンの「La nuova Papa」が指名されたはちゃっかり放映を中止して特別番組に切り替わっていたり。なんともカトリックなイタリアらしい展開でしたけどね!(いやいや、その翌週には放映日程がずれた分を取り返すべく2日分を一気に放映するという相変わらずの最優先扱いを受けていましたが。。。)

で、話は戻って「最初の頃の話がぜんぜんわからない」という視聴者のために「Un Posto al Sole: Year One」と題して、番組初回から100回分までのエピソードを順次ネットで配信するとのこと。前日放映した番組すらも有料課金でないとネット視聴できない某ネット後進国の準国営放送局と異なり、もちろん無料配信です。

配信元のURLはこちらです。

なにがすごいかというと、初回がいきなり1996年のナポリ風景で始まること。うーん、1990年台半ばでもこんなものかあ、と時代感が半端ありません。登場人物の服装、髪型ひとつを見ても、この頃のナポリがいかに当時日本で知れ渡っていた「イタリア」のイメージとずれていたかが感じ取れます。

ドラマの演出も俳優の演技ひとつみても、ちょっと微笑んでしまうような独自の感覚があります。はっきり言ってしまえば、「ダサい」。しかも、繰り返しますが、それが1990年台半ばのことなのです。当時の感覚と割り引いてみても、「ダサい」です。そう考えると最近のこの番組の感覚はかなり「イタリアの現状に近づいてきていて、この20年近くのイタリアの中のナポリ」の変化を感じます。やはりメディアやらマスマーケティングの席巻やらでどんどんとライフスタイルやセンスの均質化が進んでいるのでしょうか。



posted by ATENARI 研究開発部 at 23:00| イタリア・イタリア語 | 更新情報をチェックする