2011年12月30日

アマゾンKindleはWordnetの夢を見るか?

アマゾンKindle Touchの辞書絡みで余談を。

WordNetというプリンストン大学が進めてきた概念辞書プロジェクトがあります。このWordNetの仕様に準拠する形で各国語のWordNetを作る動きがいろいろな国で行われていますイタリア語のItalWordNetもまた然り。日本語WordNetもまた然り。

階層化された言葉の概念辞書を作るという試みは機械翻訳の研究が始まった頃から計算機に如何に言葉の概念を理解させるか、同義語・類義語を理解・処理させるか、というところから始まりました。日本でも国や大学のお金を投じて、もう何度かこういう電子化辞書を作り直しているような気もします。国家プロジェクトとして機械翻訳とかやってた時代の昔話。その頃からある日本のEDRとか情報通信研究機構に引き継いでまだデータ配布存続してるみたいですね。もはや歴史的な科学遺産?

さて、WordNetが各国語で構築されるようになると、それらの派生物として概念辞書の巨大データから切り出した対訳単語辞書を作ることができます。同じ概念でつながっている異国語の単語同士を対訳としてペアにするやり方で、実際のやり方にもよるのですけど、結構簡単な決定的アルゴリズムでまさしく「切りだす」ような形でも出来ると言っちゃえば出来ます。ネットを検索するとその「切り出し」を実行するスクリプトが見つかるくらい簡単にやろうと思えば出来ます。また辞書検索できるサイトで裏にこういったWordNet APIを利用するスクリプトを使ってるところもあります("wordnet dictionary online"あたりで検索)。こうやって機械的に切り出した対訳辞書を単体の廉価な電子辞書として売ってるところもあります。その辞書の名前は「WordNet」。。。。って、全然変わらないじゃん。

元のWordNetプロジェクトが英語だったこともあり、現在のところは英語中心に対訳辞書を作る試みがいくつかあるようです。英語→英語に始まって、英語→イタリア語、英語→フランス語、英語→ロシア語とか。

概念辞書を作るというところがWordNetの目的であっただけに多分にプラグマティズムいっぱいですが、この「WordNet」由来の対訳辞書は「対訳」用であるだけにKindleのような電子ブックリーダーには向いていたりもします。電子ブックリーダーの辞書には学習用辞書にあるような文例とか語源の説明は要らず、しかもWordNetはそのあたりを最初から切り捨てているものですので。

というわけで、WordNetから派生した英語→英語辞書「WordNet Easy」をKindle Touchに入れて見ました。この辞書自体は無料で配布されています。どういう編集をかけているのかいまひとつですが。。。。その他にもここからもEPWING形式で入手できます。

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英語書籍の辞書検索に対して、「WordNet 3 Easy」が利用されるように辞書設定。




おなじように「WordNet 3 Infused IT」を使うと英語書籍を読むときに英語の辞書検索に対してイタリア語で語義を見ることができます。

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英語の単語検索をイタリア語で。ちなみにこれでイタリア語の方がわからないときには「Full Description」を押してイタリア語辞書の当該ページを開いてから、イタリア語の単語をタップすると今度はイタリア語書籍用に設定したイタリア語辞書(例えば伊和辞書)を検索出来ます。日本語ネイティブとしては面倒だからあまりやることはないと思いますが、イタリア語ネイティブにはいいかもしれない。




「WordNet」由来の英語辞書はamazon.comでも売られていて、こちらは有料です。しかもこれも果たしてどういう著作権処理、頒布権契約になっているのかは確認していません。でもまあ、Amazonで売ってるくらいのものだから、大丈夫なんだろう?とは淡く期待。。。。。最近始まったKindle eBooksのマーケットプレイス版(みたいな)で出版社ではないところ(個人)がコピーライトフリーな原典を元に色々バリエーションをeBook化しているのですが、少々乱戦気味と言うか粗製乱造気味なところがあります。このWordNetの派生物もその可能性を免れないので、特に有料版は、「買っちゃう前のサンプルチェック」が肝要です。その点、無料でサンプルページがダウンロードできるKindleはリスクフリーに出来るのでよいですね。


 
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2011年12月29日

「Ballet 2000」で英伊仏語をマスターする

突然ですが、バレエねたです。ええ、舞台の方の。

本家のATENARIブログと間違えたわけではありません。

イタリアに「Ballet 2000」というバレエ雑誌があります。1980年創刊なので、歴史はかなり長いです。

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素敵な表紙写真。



日本のダンス・バレエ雑誌のようにお手盛りいっぱいの舞台評しか載らない不健全な雑誌を見るくらいなら、時として辛辣な言葉も並ぶ海外の新聞文化欄や雑誌のダンス評を読んでいたほうが余程目が肥えるのではないかと思って購読し始めました。

まだイタリア語もろくに勉強してなかった頃に。

実はこの「Ballet 2000」、英語、イタリア語、フランス語の3ヶ国語で書かれている、とても国際色の高いバレエ専門誌なのです。「Balleto Oggi」とダブルタイトルで称していたこともあったような。ほぼすべての記事が3ヶ国語で並んでいるので、それぞれの言語を勉強している人たちにとっての語学教材としてもなかなかよろしいのです。

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英語、イタリア語、フランス語が各ページに並ぶ。



目下フランス語格闘中な自分にとってはわからなければイタリア語を読めば(英語でもいいんですけど)なんとかなるのは大変に助かります。

最近になって、定期購読契約を紙媒体の郵送だけでなく、電子媒体であるPDF版でも(だけでも可)開始したので、発行元のあるイタリアの国外に済む読者でも購読料(というか送料)が安くなって、手にしやすくなりました。郵送にかかる時間だけ内容に遅れなくて済みますしね(海外の公演情報入手ではこの遅れは結構致命的)。

ところで上記の表紙写真、ヴィシニョーワがカナダ由来のラ・ラ・ラ・ヒューマンステップスに客演する時代ですよ。。。。。

って、この雑誌が採り上げるバレエの中味については本家のATENARIブログにお任せ。

 
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2011年12月23日

Kindle Touchでフランス語を読む

Kindle Touch特集(?)、イタリア語のつぎはフランス語です。

イタリアのアマゾン、amazon.itにはなんとKindle向けのNewstandが無いのですが、同じ時期にKindle販売とKindle向けのKindle eBookダウンロード販売が始まったフランスのアマゾン、amazon.frには「Journaux et Magazines」として、アメリカのアマゾン本家で言うところの「Newstand」があります。

amazon.comのNewstandにあるのと同じで、新聞・雑誌の2週間無料試読が出来ます。「Le Figaro」や「Le Monde」のようなフランス国内の新聞雑誌メディアだけでなく、FT、the Guardianを始めとするUK、あるいはUS、DE、RU(!)のメディアもレパートリーに入っていてなかなか頑張っています。

どうしたイタリア?どうしたamazon.it?

下記は試しに購読を始めた「Le Figaro」からのスクリーンショットです。

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12月22日に配信されてきた「Le Figaro」の表紙。



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新聞のセクション別目次もあります。トップ記事以外はここからアクセスするのが便利。



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もちろん白黒になるんですが、写真も入っています。レイアウト的にも新聞オリジナルほどには、あるいはiPad用などのDigital版ほどではないものの、読むに特化するならば問題ないといったところ。


ただamazon.comでも問題になったように、月額購読料のお値段(11.99ユーロ)の割にはオリジナルコンテンツから削られている量が半端ないです。iPadかPCで月額15.50ユーロのDigital版見てたほうが中味的には良くない?って率直に思います。向こうはいろいろセールスプロモーションで安く購読できるチャンスがよくあるし(たとえば今日現在、2011/12/31までなら月額15.50→12ユーロのプロモーション中)。Digital版なら過去のアーカイブも閲覧・検索できるし、New York Timesのフランス語セクションもついてるんですよね。

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無料の仏和辞書f2jdicをmobi形式に変換してFrench用に設定したので、Kindle Touchならではの「単語にタッチ」で仏和辞書検索も働きます。


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イタリア語の辞書設定でやったのと同じように、仏和辞書が取りこぼした単語は仏英辞書の「Webster's French-English Translation Dictionary」が拾ってくれます。日頃はもっぱらこっちを頼りにしてます。


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これまたイタリア語用の辞書設定でやったのと同じで、仏和→仏英と辞書検索が失敗した単語は仏仏辞書へ検索しに行くように設定しました。




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電車の中でさらりとKindleを取り出して、つり革に掴まりながらでも片手で読める、というところではKindleのフォームファクターが最善だと思うのでKindle版もいいかも知れません(iPadだと片手はムリ。iPhoneだと新聞レイアウトは小さすぎ)。Kindle Touchならば、上下にスワイプで前後の記事、左右にスワイプで前後のページ、と操作も直感的でわかりやすい(このマニュアルにあった画像はタップでのページ操作ですが、片手持ちの時はスワイプの方が余程便利かつ安定)。



最新号が自動でプッシュされてくる仕組みになっているので、更新はKindleをWifi環境に置いておけばいい、という楽さもあります。

あとは中味の充実を取るか、気軽さを取るか、ですね。
 
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2011年12月21日

Kindle Touchで無料英和辞書「EDICT2」を設定

EDICT2は無料で一般公開されている英和辞書データです。元は和英用の研究データとして構築されたものを英和に変換したとか。その後JMDictとして英語日本語以外にも拡張されています。

このEDICT2はAmazon Kindleが対応しているPRC形式に変換された状態でも公開されています。PRCなので変換もまったく必要なくKindleに放り込めばいいだけ。

さっそくPRCファイルをダウンロードして、PCにUSB接続したKindle TouchのDocumentsフォルダーに入れてみました。

あとはKindle上で他の辞書を設定するときと同じです。MENU→SETTINGS→DICTIONARIES→ENGLISH(最後の言語別辞書設定はKindle Touchのみ)

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英語用辞書のリストにEDICT2や英辞郎Mobi版(Kindle Touch対応ファイル)、元から入っているOADとODE。最初にODEを設定してOK→次にOADでOK→次に英辞郎でOK→最後にEDICT2でOK、と設定を繰り返すことでEDICT2→英辞郎→OAD→ODEの順番で検索にいきます。順番を変えたければ、その順番の逆でどうぞ。最後に選択された辞書がその言語における(Kindle 4までで言う)「Primary Dictionary」になります。



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EDICT2からの検索結果を表示したところです。



英辞郎の方が検索で出てきた語義が実用的と感じます。英辞郎も英和対訳辞書ではあるのですが、EDICT2はさらに簡易な英和対訳辞書でしかない、と言った感じです。英語1語に対して日本語1、2語の説明、みたいな。さくさく読んでいける人にはこれでいいのかもですが、文脈にあわせて語義を解釈し直さなければいけないときにはこれでは情報が足りないと思います。対訳辞書にいわゆる学習用英和辞書みたいな内容を期待しても間違いでしょうけど、元が研究用であるEDICT2の物足りなさはかなりあります。Kindleで速読してるときに学習用辞書のごちゃごちゃ語義や用例が出てきても、それはそれで表示速度の問題もあり、イライラしてしまうでしょうけど。

また格変化については慣用表現として定着しているものを除いては対応していないようです。

ま、それぞれお好きに、ということで。
 
EDICT2は無料辞書なので、有料英和辞書の英辞郎などに向かう前に語数や活用への対応や語義の説明内容など一度試してみてはいかがでしょうか。

そういえばWordNet由来の英和対訳辞書ないね。。。。。いまの時代、それくらいの辞書が無料でどこでも使えるようになるべきだと思うのだけど。
 

 
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2011年12月20日

「hide this italian book」が使える!

米国amazon.comで見つけたBerlitzの「hide this italian book」。イタリアの日常口語表現をピックアップしてまとめた本。タイトルがなぜか全部小文字。



なかなか使えます。

普通にイタリア語で会話で使っている言い回しとか、バールや職場で使っている言い回しを理解したかったら、生きてるイタリア語を知っておかないと。このテキストさえあれば大丈夫、とは日常口語表現なだけに絶対にないけど、日本語で出ている「イタリア語口語表現」と言ったタイトルがついてる語学本だと真面目すぎてあまり実用的ではない。イタリアのテレビドラマで出てくるセリフで、「うん?この言い回しよく聞くけど?」と思っていたのにイタリア語教室とかでは出てこない(出せない?)表現がこのタイトルにはいくつも収録されています。

これいいなと思ったのはSMSやメールで使う省略表記。語学関連書籍でこれをまとめてるのを見たのは初めて。

"Dove 6?" → "Dove sei?"
"C sent + tardi" → "Ci sentiamo piu tardi"
"TVTB" → "Ti voglio tanto bene"
"TAT" → "Ti amo tanto"

う〜ん、納得。

"tesoro"どころか"schifo!"や"cazzo"の使い方もうまくなりますよw

実はこの本はシリーズ化されていて、

・hide this italian book 101
・hide this italilan phrase book
・hide this italian book for lovers
・hide this italian book EXTREME


とあるのだそう。タイトルからも想像できるように、下に行くに従ってお下劣度が増すようです。「101」と「Phrase Book」はどこにでもある旅行者向けの日常会話集でしょうから、わざわざ手を出すことはないと思います。中身はシチュエーションも含めてある程度被らざるを得ないのがこういう語学書シリーズの常。全部揃えるメリットはあまりないでしょうけど、ちょっとEXTREME試してみたい(笑)。

Berlitzってこんな世俗な語学書も出しているんだ〜と思ったら、とっくの昔に日本のベネッセに買収されてて、アメリカ企業でありながらいまは日本の企業グループに属しているんですね。。。

 
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2011年12月19日

Kindle Touchでも「lo Zingarelli」(イタリア語/伊伊辞書)使えました

Kindle Touchで使う辞書設定に関する続報です。

前回のエントリーで、Kindle TouchとKindle Fireでは伊伊辞書や仏仏辞書が自動ダウンロードされない、amazon.comやamazon.itから任意で購入できるはずのこれらの辞書もKindle TouchとKindle Fireには対応してないと言われ購入画面で止められる、という話をしました。

その後なんとかこれらの辞書をKindle Touchに入れることに成功しました。Mobipocket.comから「lo Zingarelli Vocabolario della Lingua Italiana」Mobi版を購入。

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「辞書設定」メニューで「Italian」の項目に伊和、伊伊、伊英辞書の3つを設定。Kindle 4までで言うところの「Primary Dictionary」はこのメニューで選択した辞書に設定されます。2番目の辞書はそのPrimary Dictionaryの設定をする前に一度選択してOKボタンを押していた辞書、3番目の辞書はその更に前に選択してOKボタンを押していた辞書、という形で2番目以降の順番は選択された履歴を元に決めているようです(試しに選択の順番入れ替えると検索結果で表示される順番も入れ替わります)



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英語、フランス語、イタリア語それぞれにデフォルトで利用される辞書を設定。Kindle 4までのような「Primary Dictionary」の設定メニューがないのかと思っていましたが、「言語ごとにデフォルトの『Primary Dictionary』を設定できる」が正解でした。「Primary Dictionary」という言い方をしなくなっていますけどね。



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辞書メニューでデフォルトに設定した伊和辞書で見つかる単語ならば、伊和辞書からの検索結果を表示。



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伊和辞書でみつからなかった単語ならば、次の辞書として設定した伊英辞書から検索結果を表示。
このように"da"+"gli"がつながった"dagli"と言った単純な変化でも自分が入れた無料版伊和辞書データには入っていないので、漏れた検索を拾ってくれる辞書が設定できるのは大変に重要なことなのです。



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伊英辞書でも見つからなかった単語ならば、3番目の辞書として設定した伊伊伊辞書から検索結果を表示。イタリア人が使ってる伊伊辞書で見つからないんだったら、そりゃもう諦めるしか。



伊和(無料かつKindle用にデータ変換可能だった「ジャピタリックス イタリア語辞典」)→伊英(「Webster's Italian-English Translation Dictionary」)→伊伊(「lo Zingarelli 2012: Vocabolario della Lingua Italiana」」)のように串刺しで検索しにいく辞書検索機能のおかげで、単体の辞書ではあり得ない強力な辞書検索機能をKindle Touchで実現出来ます。

伊伊辞書の自動ダウンロードなど正式な対応が取られれば、Kindle Touchは世界最強のイタリア語の電子ブックリーダーになるでしょう(フランス語の辞書設定でも同じようにできました。フランス語のほうはKindle用に変換可能な商用の仏和辞書データがきちんと手に入れられるのでもっといいかも)。

*追記:欧州言語への多国語対応が新たに加わったファームウェア5.1.0から伊伊辞書を始めとする対応欧州言語の母国語辞書は無料でダウンロードできるようになりました。Kindleアプリのような自動ダウンロードはないものの、別途導入の手間がなくなったので大進歩です。なお言語ごとの辞書設定の方法などは変わりません。
 
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2011年12月17日

イタリア・アマゾンのKindle Storeは制限がいっぱい / Touch固有の問題も

Kindleのイタリア国内販売は12月1日に始まったばかり、という事情でしょうか、イタリア・アマゾン(amazon.it)のKindle Storeにはいろいろ制限があります。気づいた範囲でまとめます。


screenshot_2011-12-16T10_19_38-0900.gif1.Kindleから直接Kindle StoreのStore Frontに繋げられない。
Kindle本体の画面からKindle Storeに繋いで、Kindle eBookを購入する、というのが出来ません。まだ準備できてない、って言われます。Kindleの小さい画面でeBookの(白黒)カバーページ並べたStore Frontで本を選べ、というのもまあ難しいよなあ、と思うので、普通PCでKindle Storeに入ってる人は(自分も含めて)影響ありません。出先でもeBook買ってダウンロードしたい!という本の虫には差し障るかもです。。。。

←Kindle Storeへジャンプする「ショッピングカート」ボタンを押すとこの表示「PCでやってくれ」。



2.「Newstand」がありません。
新聞、雑誌の定期購読サービスである「Newstand」はAmazon.comと違ってありません。一応Kindleを始めたときにはウリのひとつだったのですけど。USでもレイアウトとかのビジュアルなところから評判は随分とひどいし、このまま先細り?って感じですけどね。



screenshot_2011-12-16T10_09_04-0900.gif3.Kindle eBookの属性データがちょこちょこ間違っている。
amazon.itで販売されているKindle eBookで属性データが間違っているものがあるようです。イタリア語書籍の場合は(クレームする)ユーザー数も多いのでまず大丈夫だと思うのですが、amazon.itで売ってる一部の英語書籍などで言語設定のための属性データがおかしいです。このため、読んでいるときに辞書検索しようと思っても、「その言語の辞書はないからArchived Itemsからダウンロードしにいけ」と言われます。でも(英英)辞書はもちろんダウンロードしてあるんです。言語設定が英語だったら間違いなく辞書が開くのですが(amazon.comで購入したeBookだとおなじものでも大丈夫)、見つけられないと言ってるからにはなにか別の言語になっているのでしょう。しかもイタリア語でもないみたいで「Neutral」とかになってるようです(おかしいやつをひとつ開いて調べてみただけなので、おかしいのが全部そうなのかは分かりません)。サンプル本みたいに暗号化されてないeBookなら自分で属性データいじることもできますが、暗号化されている有料eBookでこんなことになると困りますねえ。。辞書をひかないと英語が読めないと思ったら、いくらユーロが安いと言っても、amazon.itで英語書籍は買わず、買うならamazon.comにしておきましょう。

←その単語で辞書定義が無いは無い。というか辞書が無い。。。。いやあるんだけど。



※この辞書が見つけられない問題はKindle Touch固有のようです。Kindle 4までは書籍に使用するデフォルト辞書を手動設定できたのに、Touchの場合はデフォルト辞書というものが存在せず、eBookの属性データにある言語設定を見て自動選択するようになっています。このため属性データが間違っていると辞書が選択できない問題が出る様子(amazon.com Customer DiscussionsのKindle Forumの情報)。属性データがないときのマイナーケースかもですが解決はファームアップ待ちですね。


4.一部のKindle eBookだけより厳しいセキュリティをかけている
一部のeBookだけイタリア領土外からの購入・ダウンロードが出来ません。どうやら購入・ダウンロードのために接続してるKindleもしくはPCのIPアドレスをチェックしています。ただし全部ではないのです。一部だけ。それ以外はKindle登録画面の住所設定さえイタリア国内になっていれば、大丈夫です。画面で一目瞭然になっていないので、時間をかけて探しだしておいて、やれ購入!となったところで「ダメ」と言われる時にちょっとイラっとしますが。版権、販売権絡みでしょう。著作権者の海外販売許諾がなかったり、他国での独占(翻訳版)販売契約があったりすると、Amazon.comでもよく起こります。ま、こちらで世渡りがうまくなるしかないです。

5.Kindle Touchでは伊伊辞書(lo Zingarelli)が自動ダウンロードされない。
これは自分がKindle Touchを繋いでるから、というKindle Touchに固有な現象です。また伊英辞書は大丈夫です(なので、なぜなのか本当の理由があるのか、不思議)。
Kindle 3、Kindle Keyboard、Kindle 4までの非タッチ対応Kindleならば大丈夫だと思います。非タッチKindleとKindleアプリならばイタリア語書籍で辞書検索をしようとすると、その瞬間に辞書ダウンロードするか?と聞いてきて伊伊辞書がダウンロードされます。ところがKindle Touchの場合はこれが起こりません。伊伊辞書データの販売ページにたどり着いて手動ダウンロードしようと試みても、「このeBookはあなたのKindleには対応していない」(というか「対応したKindleをあなたは持っていない」)と言われます。で、その後表示される「このeBookが対応しているKindle」のリストに見事にKinde Touchが入っていないのです。
Kindle Touchはまだ北米市場以外に出荷されておらず、英語以外の言語への対応が機能面でまだ出来てない事情と絡んでいるのでしょうか(英語人以外は読まないだろうとか?あの北米で?ありえない想定ですが!)。伊伊辞書データ(だけ?)まだTouch対応が検証されていないのかも知れません(英英とか伊英ですら大丈夫なのに)。Kindle Touchのページレイアウト周りのアルゴリズムがこれまでのKindleとは違うという話が「英辞郎」のKindle Touch用ファイルを頒布している東村ジャパンのページに記載がありましたが、それ絡みなのかも知れません。。。。。英語辞書も伊伊辞書も伊英辞書も、別にレイアウトのアルゴリズムを意識したデータの作りにはなっていない印象だったのですけどね。Kindle用の伊伊辞書は最強なので、これはなにか対策しないと。。。。伊英と伊和だけである程度実用は足りるので支障は生じていませんけど。。。せっかくの最強伊伊辞書が使えないのはもったいない。
Touch以外のKindleなら対応しているとは知っていても、Kindle 4だと単語検索のときにカーソルキーで移動だからスマートさがまったくないんですよねえ。。
ちなみに対応リストになかったからKindle Fireもダメだと思います。

※この問題も上記Kindle ForumでKindle 4以前にはないTouch固有の問題として提起されています。

6.Text-to-Speechはイタリア語非対応。
Touch自体が現時点でUS国内販売限定だという時点でこの機能の英語以外への対応は当然期待してはいけませんね。多国語対応できているKindleアプリと違って、Touch本体の画面メニュー表示も英語オンリーですし。ちなみに上記に出てきた「設定属性データがおかしい」書籍相手だと英語書籍以外にはグレーアウトされるはずのText-to-Speechメニューが有効になっていることがあります。試してやってみると。。。。英語を初めて喋ったイタリア人よりもひどいイタリア語を初めて喋った英語人、みたいな感じの英語発音のイタリア語字綴りをひたすら棒読みする状態になります。ネタにもならないかな。
英語書籍相手のText-to-Speech機能自体は読み上げ速度のコントロールや男女音声の切り替えもあって、なかなか良くできています。パートナーは結構気に入ってます。


せっかくですからよいところも。
7.イタリア・アマゾンとMondadoriが提携。
今回のイタリアでのKindle立ち上げに先んじて、大手出版社のMondadoriと提携を発表しました。戦略的にKindle対応eBookを提供してもらっているので、この会社のレパートリーは良いです。Steve Jobsの自伝もイタリア語版はMondadoriだったのね。。。。(Kindle版はこちら)これから出版される本についてはすべてKindle Storeで購入できるようです。出版社が出版社ですから文系向きですがそそられるタイトルがいろいろあります。

8. オンライン販売とeBookならではの限定セール、キャンペーン。
現在も12月31日までの期間限定でベストセラーのKindle 版をセールしています。2011年発刊のものは6.99ユーロ、それ以前のものは3.99ユーロの破格です。ネット通販でよくある「送料無料キャンペーン」とかだと「海外は対象外」となって、がっかりすることが多いですが、eBookならばこういうセールやキャンペーンは知った者勝ちで積極的に活かせます。イタリア書籍でこういうことができる時代が来るとは。。。。感慨深いです。

ということで、いま現在で気づいているところをまとめました。
 
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2011年12月15日

kindleでイタリア語→日本語辞書は使い物になるのか?

現状、伊和辞書単体でKindle/Kindleアプリを使う、というのは実用性がないとおもいます。一方でKindle Touchではイタリア語用辞書として登録した伊和辞書と伊英辞書を串刺しで検索できます。このふたつの組み合わせならばそこそこの実力です。

伊和辞書単体ではダメな理由はイタリア語の格変化、時制変化などをきちんと持ったイタリア語→日本語の電子伊和辞書データがKindleに限らず電子ブックリーダー向けに提供されていないからです。

語尾変化のデータが辞書に完備されていないと、eBookの単語を画面上の字面(じづら)でハイライトした状態から辞書検索に行く方法では、語尾が変化した派生も、そこから辿る不定形原型も見つけられません。ユーザーが単語の文字列を逐次一文字ずつ入力していって、いざとなればスペルを想像してでも前方部分一致で検索できる電子辞書とは訳が違います。語尾変化のデータが辞書作成段階から入っていないと、ハイライトした字面との完全一致でしかKindleは辞書検索できません(語尾変化のデータ記述方法はKindle辞書の生成方法にも依存しますが、Amazon Kindleが採用しているMobipocket仕様で作成する場合のタグはこちらに仕様解説あり)。

先のエントリーで紹介した「ジャピタリックス イタリア語辞典」の無料公開辞書データを利用した伊和辞書だと語尾変化、派生は絶望的にダメです。現状だと語数から言っても使い道はイタリア語初心者向け、しかも語尾変化のある品詞は非常に心もとないレベルです。こういう使われ方を想定していた時代の辞書ではないから、致し方ないことです。

現状で利用できるKindle用のイタリア語辞書はそれが伊英であれ、伊和であれ、Kindleに最初から内蔵される伊伊辞書「lo Zingarelli」ほどのデータとして整備できていません。

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 「lo Zingarelli」の「essere」の項冒頭にある変化一覧。変化がすべて表記されている。これでようやく全変化でrootの「essere」を探し出せる。


IMG_0281.PNG一方、無料辞書の「ジャピタリックス伊和辞典」の「essere」。これでは一人称複数形の「siamo」ですら検索できない。



amazon.comやamazon.itで伊英辞書eBookを探してみると、きちんと出所があるものもないもの含めて伊英辞書のeBookがあるにはあります。しかしそのどれにも共通してユーザーレビューでは「まともに使えない」などの否定的なレビューが相次いでいます(中には設定がうまくできてないような人もいますがそれを除いてみても)。

Amazonが公式に「Default Dictionaries」としてリストアップしているBaron'sの伊英辞書ですら「nearly useless」と言われてしまう有りさま。自分が使っているWebster Italian-English Translation Dictionaryはそこまでひどくはなく、十分に使い物になると思います。でもなぜか「Default Dictionaries」には指定されてないんですよね。。。

それ以外にamazon.itで見つかる3ユーロもしない出所のわからない辞書にいたっては。。。。無料サンプルで確認しただけですが中身が人名の羅列だったり、単なる対訳単語集(語義まったくなし)だったり、コレ詐欺?と思うようなシロモノです。個人出版にKindle Marketを開放した影響でこんなことになってるのでしょう。見るだけムダなんですがちょっとご紹介しましょう。

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ゴミ辞書各種。1ページに1単語でページ数稼いでるのとか、人名や神話に出てくる登場人物を訳した気になってるのとか。良くても単なる対訳単語集。人をバカにするのもいいかげんにしろ品質。

さて、肝心の伊和辞書にいたっては、Kindleで利用できる、あるいは利用できる形に変換できる(ユーザーが自由にいじれる)、伊和辞書のデータが商用で販売されていません。これではもう最初から話になりません。

小学館の伊和中辞典第二版iPhone/iPad向けのアプリカシオ電子辞書専用のデータCD-ROMとしては販売されていますが、専用アプリ・専用機器以外からでもアクセスできるデータとしてDRMフリーな状態では販売してません。第二版の出版が1998年、つまり前世紀であったという時代感覚から言って仕方が無いことかも知れませんが、小学館も「ポケットプログレッシブ伊和・和伊辞典」の外づらだけ変えた(つもりの)「キティちゃんバージョン」なんてバカなもの出している暇あったら他にやることが沢山あるでしょう?

無料の「ジャピタリックス イタリア語辞典」があるとは言っても、こちらも出所は一体どこからなのか詳細は不明。しかも2005年にWebページが更新された以降、サイト自体が音沙汰なしになっている状態。辞書データがこれ以上増補・メンテナンスされるとは期待できません。

ところがフランス語→日本語の仏和辞典ならば「プチ・ロワイヤル仏和(第4版)辞典」がCD-ROM添付版として、「全文収録CD-ROM」を添付した状態で出ています。CD-ROMなし版との価格差はわずか300円!これが21世紀の感覚でしょう。「プチ・ロワイヤル仏和・和仏中辞典」は出たばかりの最新仏和第4版でiPad/iPhone版も出ており、旺文社は辞書出版社としての責任を積極的に果たしています。さらに全文収録CD-ROMがあれば、レイアウト情報変換、データ形式変換とKindleなどこれからもさまざまな形で出てくるであろう電子書籍リーダーまで持っていく方法が開拓できます。

日本のイタリア語環境は実に貧しい。。。。そもそも辞書にしてもテキストにしてもイタリア語関連はフランス語関連よりも高いし種類も少ないし教室も数えるほどだし。。。ニーズが相対的にずっと少ないからやむを得ないのでしょうか。ネットで辞書検索できる時代ですから(データであれ)持ち歩くこと自体が時代遅れになりつつあると言われれば、まあ。。。

イタリア語学習者、イタリア書籍購読者にとってはKindleを含めた電子書籍リーダーが揃い始め、ようやくイタリア語書籍が今までになく簡単にネットでアクセス、購読できる時代がやってきたというのに、なんとも心もとない状況なのです。

こういう非常に苦しいイタリア語書籍読書環境ながら、Kindleで伊和辞書と伊英辞書が串刺し検索できることが分かったのが救いです。伊英辞書に違和感がなければこれで非力な伊和辞書資源がかなりカバーできます。自分的には伊和→伊英のコンボ串刺し検索で十分実用レベル。

ちなみにKindleアプリにはこの串刺し検索機能はありません。なおのことKindle Touchが手放せません。Kindle 3とかはどうなんでしょう?

追記:
・旺文社「プチ ロワイヤル仏和辞典」第4版CD-ROMのEPWING化も試みられているようです。いいなフランス語。
 
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Kindle TouchでイタリアアマゾンのKindle eBookを読む

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Kindle Touchでイタリア語Kindle eBook (。。。ってシチリアのことわざ集かぃ!)



1. イタリア・アマゾン(amazon.it)のKindle アカウントでイタリア未発売のKindle Touchを登録
2. amazon.itで購入したイタリア語書籍の同期と閲覧
3. Kindle(アプリ)用に変換した無料伊和辞書を辞書設定、辞書参照
4. amazon.itで購入した伊英辞書をイタリア語用辞書設定、辞書参照

以上、できるのが当たり前なのでしょうけど、一応動作確認しました。下記はスクリーンショット一覧です。

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Amazon.itのKindleアカウントと同期してみたイタリア語Kindle eBookの例。



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例えば「プラハの墓場」(イタリア語版)



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Menu>Settings>Dictionaries>Italianとメニューをたどっていって、「GIAPPITALIX イタリア語辞典」をイタリア語用の辞書として選択(イタリア語用辞書がKindleの辞書フォルダーにあるときにだけ「Italian」の選択表示が出ます)。Unicode版の「GIAPPITALIX イタリア語辞典」をPDIC形式からprc形式に変換してUSB接続経由でコピーしました。PDICデータのデータ変換については前回のエントリーを参照
WebsterのItalian-English Translation DictionaryもAmazon.itで購入、ダウンロードしました。



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話はズレますが、英語用辞書には東村ジャパンが頒布しているmobi版「英辞郎」のKindle Touch専用ファイルを指定してみました。これもこれで超快適。



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イタリア語Kindle eBookで単語をなぞって辞書検索したところ。画面の単語に触れるだけで辞書検索できるのでiPhone/iPadのKindleアプリ並みに便利です。ちょっともっさりしていますけど!



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Amazon.itから購入したWebster Italian-English Translation Dictionaryは上記の辞書設定メニューで選択していませんでしたが、どうやら選択した辞書で検索マッチしないときには選択されていない辞書へ串刺し検索しにいくようです。「GIAPPITALIX イタリア語辞典」は格変化や時制変化などが全くダメなのでこの串刺し検索は大助かりです。



今日はインプレスPC Watchから「Amazon Kindle Touch試用レポート」が出ていましたね。Kindle Touch全般についてはそちらの記事を参照して下さい。

記事のインプレッションと同じで、日本語書籍の閲覧にはイマイチです。日本語書籍の購入方法も含めて、こういうのは日本のメーカー製電子ブックリーダーにお任せしておけばいいでしょう。一方、英語、イタリア語などの欧米型言語の書籍を読むのにはKindle Touchは素晴らしい環境だと思います。
 
願わくば。。。。。続く。
 
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2011年12月10日

Kindleでイタリア語→日本語辞書は利用できるか?

答えから言えばイエスです。

Windows版/Mac版/iOS版Kindleアプリではとりあえず出来ました。現時点までの進捗ということで。あとで参考にしたリンク先のリストなども含めてまとめます(2011/12/10現在、逐次改訂中です)。

イタリア語→日本語(「GIAPPITALIX イタリア語辞典」利用)
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フランス語→日本語(PDIC版f2jdic利用)
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英語→日本語(mobi版英辞郎v1.31利用)
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それぞれの辞書の概要については上記リンク先を参照して下さい。

超テキトーなKindle eBookのサンプルを拾ってきたりしてるので、辞書検索している単語はひどいものなのですが、とりあえず辞書検索は出来ました、ということで。

PDIC型式の英辞郎の英語→日本語辞書をKindle(アプリ)で使う方法はネット上に色々報告・まとめがあるので珍しくないですよね。同じ手順で伊和と仏和もPDIC→CSV→HTML→PRCとデータ型式を変換したあと、Kindleアプリへ詰め込みました。ご自分で調べて出来ちゃう人には説明はこれで十分ではないかとも思うのですが、念のため参考にしたのは下記です。

Kindle3で英辞郎 ver.123 を使う
・PDIC型式の英辞郎辞書データファイルをPDIC→CSV→HTML→prc型式に変換していく手順を解説しています。

ようやく公開:Eijiro117.csv2html-v4.pl
・手順の中で一番重要なCSV→HTML変換を行うperlスクリプトを書いた方の解説です。

iPhoneのKindleアプリで英辞郎
・prc型式の辞書データファイルをKindleアプリが利用する既存の辞書に偽装する方法と、それをiPhoneのKindleアプリに流しこむ手順を解説しています。

・上にあげた3番目の例のように最初からMobi版英辞郎などKindleが対応しているデータ形式の辞書を利用する場合にはデータ形式変換はもちろん必要ありません(ASINコードの偽装とファイルの差し替えだけです)。

追記:
・「GIAPPITALIX イタリア語辞典(Unicode版)」と「PDIC版f2jdic」のPDIC型式データファイルではファイル内で別単語を参照するリンクが「<word:」で始まります。これをPDIC版英辞郎の中味と同じく「<→」にテキストエディターなりなんなりで置換する必要があります。こうすることで上記リンク先で紹介されているCSV→HTML変換のPerlスクリプトで辞書データ内の単語参照しているリンクがそのままHTMLファイル、ひいては最終成果物のMobiファイルにも埋め込めます(あるいはPerlスクリプトに手を入れるのでも可)。なおこの置換作業を行なってCSVファイルを保存するときはUTF-16 Little Endianを維持するのをお忘れなく。

・Perlの実行環境となるシェルコマンド環境がきちんとユニコード対応でないとUnicodeのサロゲートや非割り当てキャラクターコード云々でエラーメッセージが出てくる上に、生成されたHTMLファイルが文字化けします。その場合にはシェルを変えて下さい。生成されたHTMLをUTF-8(BOMなし)で開いて文字化けなく読めるようであれば、OKです。Windowsで使えるPowershellではダメみたいで結構みなさん諦めてMac OSやUnix環境に移してこの部分をクリアしているようです。

・PRCからmobiに変換する際にKindleアプリを騙すため偽装ASINコードを埋め込みます。自分は使う予定のないドイツ語辞書やスペイン語辞書のファイルのASINコードを使いました(純正Kindle本体で使う場合にはこの作業は不要)。上記(3番目のリンク先)解説にあるとおりに偽装先に英語辞書(Oxford)のものを使うと、英語のKindle eBookを読むときに肝心の英単語検索ができなくなります。また元から入っている英英だけでなく仏仏、伊伊辞書も使いたかったのでこれらも偽装コードを拝借する相手にはしませんでした。偽装相手の辞書が持つASINコードはAZW型式に圧縮されている辞書ファイルのファイル名そのものでわかるので、それぞれのニーズにあわせて選んでアタリを付けて下さい。

・こうやって偽装してKindleアプリから使えるようにした伊和・仏和などの辞書ファイルはあくまでも偽装して差し替える前の辞書の名称でKindleアプリ(Windows版・Mac版・iOS版)から使います。ファイル名を差し替え前の辞書のazwファイルと同じにしてください(ASINコードを偽装した.mobiファイルの名称を.azwで終わる差し替え前の辞書ファイル名に変更)。ファイルの拡張子を変更すると使えなくなりますよ?とかWindowsだと警告が出ますが無視です。

・iOSでのazwファイル置き換えにはiFunBoxを使いました。ドラッグ&ドロップが使えるので簡単です。

・Kindleアプリで単語の辞書ルックアップをするとポップアップする辞書検索結果、この検索結果のウィンドウ右上にある「歯車」印(iOSの場合は[i]マーク)をクリックして設定メニューを開きます。ここで差し替える前の辞書を選択すると以後差し替えたあとの辞書で単語検索されるようになります。

・Kindleアプリが参照する辞書ファイルの在り処はその他のKindle eBookファイルが保存されているディレクトリ/フォルダーと同じです。アプリの設定メニューから確認できます。

capture_07122011_083024.jpgMac版Kindleアプリで伊和辞書を使ってみたところです。Kindleに元々ついている(自動ダウンロードされる)独独辞書のファイル名とASINコードを使って、伊和辞書に差し替えています。このためポップアップウィンドウ上部の辞書名称が差し替え前のドイツ語辞書の名称のままになっています。実用上問題がないので放置しています



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iPhone4のKindleアプリで伊和辞書を参照しているところです。iPhoneだと画面が小さいので日本語で表記される辞書ルックアップは画面圧迫要素以外の何者でもないのですが。。。。。


IMG_0275.PNGま、伊伊辞書でもあまり変わりませんかぁ。



純正Kindleの場合には辞書の設定メニューが違い(自分のカスタム辞書ファイルをファイル名で指定できる)、ASINコード偽装も差し替えも必要ありません。

そこで続編として純正のAmazon Kindleで使うところまでやってみます(あくまで予定)。

 
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2011年12月04日

イタリア語辞書「lo Zingarelli 2012」のオンライン版

Amazon Kindleでイタリア語書籍の提供が始まって、Kindleの重要機能である辞書検索がイタリア語のKindle eBookでも利用できるようになりました。

この辞書機能にKindleが利用する辞書データが、イタリア語辞書としてはイタリアで最も主要な辞書と言ってもいい、教育関連出版社Zanichelliの「lo Zingarelli」です。

このZanichelliの「lo Zingarelli」、辞書として紙媒体で販売されていることはもちろん、iOSアプリやWindows用のCD-ROMとしても提供しています。さらに最近は、そのような一切の物理的媒体や流通チャンネルも飛び越して、ネットのサーバーでオンライン版として利用できるようになっています。


IMG_0279.PNGこのサービス、Zanichelli社のイタリア語辞書「lo Zingarelli」だけではなく、イタリア語ー英語辞書、イタリア語ーフランス語辞書、イタリア語ードイツ語辞書、イタリア格言辞書、反対語類義語辞書、などの主要辞書をネットで提供するというかなり大胆なものです。


IMG_0271.PNGそれぞれの辞書を仮に紙媒体やCD-ROMで手に入れようとすると、送料も含めて、一冊ごとに60ユーロや80ユーロはすぐ飛んでしまうのですが、このオンラインサービスでは一番高い伊伊、伊英、伊仏、伊独辞書であっても、年間12ユーロ。ことわざ辞典、反対語類義語辞書などの小物になると年間7ユーロから利用できます。こちらは利用できる辞書の一覧リストです


IMG_0275.PNGIMG_0276.PNGIMG_0277.PNGこちらはそれぞれ伊英辞書、伊仏辞書、類義語反対語辞書のタイトル画面です。伊英と伊仏は両方向辞書(伊→英と英→伊の両方とか)になっています。伊露、伊独、伊西、伊アルバニア語なんてのもあります。その他に経済、ビジネス、IT、工学・技術、医学・生物学、料理などの専門用語辞書。



capture_04122011_091316.jpgcapture_04122011_091302.jpgアルバニア語辞書のCopertina(表紙)と"essere"に対するアルバニア語表記のエントリー。こんなマイナー言語の辞書がオンライン化されているところは、さすがアルバニア系移民(不法滞在者も含めて。。。)が多いイタリアならではのこと。ではありますが、じぇ〜んじぇ〜ん分かりません!(このアルバニア語辞書はコンパクト版なので年間5ユーロ)



IMG_0270.PNGオンライン化された辞書の機能ですが、さすがに電子化されているだけあって、しかも昨今のブラウザーの高度なページレイアウト機能を利用してなかなか快適です。


惜しむらくはCD-ROM版のようにユティリティ化されていないので、PCのブラウザーで別ウィンドウに表示しているテキストや別のアプリケーションのウィンドウに表示されている任意のテキストに対してクリック一発での辞書検索を実行できないところ。

IMG_0273.PNG基本的には辞書サイトの検索窓に検索する単語や文字列をキー入力するか、もしくはカットアンドペーストで貼り付けなければなりません。
 
前方一致の部分検索でサーバーの辞書を先読みをしていくので、キー入力する文字にあわせて検索結果がどんどん絞りこまれていきます。なかなかAJAXな実装ですね。


パソコンならばフルキーボードが使えるので、携帯型電子辞書あるいはiPhone/iPadで辞書検索するときの能率とは比べものにならないくらい、テキパキと効率よく調べることができるでしょう。




IMG_0274.PNG一般的にパソコンの方が画面が大きいこともあり、辞書の検索結果の表示も見やすいです。また検索結果から再びダブルクリックで次の辞書検索へとジャンプする機能がありますので、そのあたりの電子辞書としての使い方は携帯型やiPhone/iPad版などと同等です。

ところで、上記の画面キャプチャーですが、実は全部iPadのSafariブラウザーで使っている様子を撮ったものです(アルバニア語辞書だけWindows)。つまりパソコンだけでなくブラウザーが動く環境ならばどこでも使えます。お金を払ったコンテンツを持っている電子辞書端末やスマートフォン端末やパソコン実行環境に囚われずにどこでも使えるところがこのオンライン辞書の最大の長所でしょう(最近はこういうのを「クラウド」って呼ばないと時代遅れになるんだっけ)。



日本語を母国語として使う個人が、まず最初に必要とするイタリア語関連辞書といえば伊日・日伊といったところでしょう。伊伊のイタリア語辞書を使うことはあっても伊日に載っていない単語調べるときにちょっとだけだったり、用例を参考に見る程度だったりします(本当は「伊伊なんて無理!」って叫びたい時期から無理矢理でも伊伊と伊日のコンビを使うほうが遥かに早く上達するのですが)。頻度の低い需要に航空便で紙媒体やCD-ROM、あるいはApp StoreのiOS向け有料アプリで購入して用意しておかなければいけないというのもなんです。オンライン版を12ユーロで1年間使って、まあ要らなければそのまま契約切れでいいや、くらいのお試し感覚、ライト感覚で使えるのがよいところです。

どんなものなのか?と思われる人は試用期間がユーザー登録後10日間無料で提供されますのでぜひお試しを。使って使いそうになければ、使えそうになければ、そのまま試用期間を終了してしまえばいいのがオンライン版の利点でもあります。伊伊辞書に年間12ユーロと言ってもタダではないですものね。

 
posted by ATENARI 研究開発部 at 22:00| イタリア・イタリア語 | 更新情報をチェックする

2011年12月03日

Kindleにイタリア語辞書検索機能も入っていた

きのうきょうとAmazon.itで販売が始まったKindleとその電子ブックKindle eBookで盛り上がってるところです。

イタリア国外からAmazon.itのイタリア書籍を購入する方法については昨日のエントリーを参照して下さい(あくまで記事執筆時点では有効でした、ということでお願いします)。

さて、そのKindle、Amazon.comから純正Kindle本体をわざわざ入手しなくてもiPod/iPhone/iPadやAndroid、Mac、Windowsで利用できるKindleアプリでも十分、Amazon.itの「Il Mio Kindle」(My Kindle)の登録住所次第でamazon.itからKindle eBookも買える(エントリー執筆時点)というオチだったわけですが、さらに便利な機能がありました。

実はイタリア語書籍に対してイタリア語辞書検索機能が働きます(伊伊辞書ですけどね。。。)。Kindle内でいつもの辞書引きの操作をすると、イタリア語書籍に対しては自動的にイタリア語(伊伊)辞書がダウンロードされます(初回のみ)。英語の書籍を読んでいるときに利用できるNew Oxfordの英英辞書機能とまったく同じ仕組みです。

いまのところ、iPod/iPhone版、iPad版、Android版、Windows版のKindleアプリでそれぞれに内蔵イタリア語辞書の動作を確認しています。これらのKindleアプリはamazon.comのKindleアプリページからダウンロードしてきたものです。イタリア語書籍用アプリと言った区分けはありません。Kindleを起動すると、メニューの「Tools」→「Options」からアプリの表示言語を英語、スペイン語、イタリア語、フランス語、ドイツ語と選択できますが、Kindle自体がどの言語モードになっていても、読んでいる書籍に使われている言語を判別して適切な辞書に切り替える仕組みになっています。

このKindle内蔵イタリア語(伊伊)辞書の母体はZanichelliが出版している「lo Zingarelli 2012」です。この辞書はiPod/iPhone/iPad用のiOSアプリとしてiTunes AppStoreで購入できるものですね。というか、iOSでもPC用DVD-ROMでも紙(書籍)でもイタリア語辞書としては最もポピュラーじゃないでしょうか。内蔵されているのはこの辞書「lo Zingarelli 2012: Vocabolario della Lingua Italiana」のデータ縮小版です。

辞書検索のための基本操作は至極簡単。Kindle eBookを読んでいるときに調べたい単語があったら、その単語を長押しするだけです。英語の時と全く変わりませんね。

写真 11-12-02 19 20 36.pngiPod/iPhone版Kindleアプリだとこんな感じです。



IMG_0269.PNGiPad版だと画面が大きくなった分、より辞書検索画面とKindle eBookのページとが両立します。



capture_02122011_205716.jpgこちらはPC版。このように一番最初にイタリア語版のKindle eBookで単語検索のためのハイライトをすると「Zingarelli」の自動ダウンロードが始まります。



capture_02122011_210137.jpg自動ダウンロードが終わると、他のKindleアプリとおなじように単語検索ができるようになります。PC版が一番見やすいのは画面サイズやWindowsのグラフィックス機能とかいろいろ利点があるからでしょう。




というわけで最強と言えるイタリア書籍読書環境が整いました。さあ、あとは学習意欲と生存本能だけ持ち出せばいいわけです。

 
posted by ATENARI 研究開発部 at 23:00| イタリア・イタリア語 | 更新情報をチェックする

2011年12月02日

イタリアのアマゾンでKindle発売。イタリア語のKindle本も。

イタリアのアマゾン、amazon.itでいよいよ電子ブックリーダー、Kindle(キンドル)の販売が始まりました。ええ、日本上陸も噂されててマスコミには「出版界に黒船来襲」とか時代錯誤的に騒がれてる、あのKindleです。
 
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イタリア、イタリア語に関心をもつ者としてなによりも嬉しいのは、Kindle対応で電子化されたイタリアの書籍をamazon.itからネットで購入、即ダウンロードできるようになったことです。Amazon.itによれば、「eBook Kindle / Piu di 16.000 libri in italiano」だそうで(イタリアではカンマにピリオド使うので16,000冊以上ってことね)。今後のレパートリー拡大にも期待です。

capture_02122011_115146.jpgいろいろイタリア語版Kindle Bookが。



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村上春樹の「1Q84」イタリア語版とか。



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Christopher Paolini(姓はイタリアっぽいですが、生粋のアメリカ人です)の「Inheritance Cycle(邦題:ドラゴンライダー、映画「エラゴン 遺志を継ぐ者」の原作)」4部作の最終作。USでも11月9日に発刊されたばかりの「Inheritance: 4」の、しかも同日発売されたばかりのイタリア語版とか。


capture_02122011_115345.jpg無料でダウンロードできる定価0.00ユーロの著作権切れ書籍もたくさんあります。これも全部イタリア語。



amazon.itでこれまでも紙の本やDVDを購入することは出来ましたが、配送先によって配送料がかなりかかって(日本やUS宛だと14ドル~)いたのと、なによりも時間がかかっていたので、これは大変な進歩です。

たとえば、イタリアで退陣したベルルスコーニ政権のあとをとって就任したモンティ政権を受けて、昨今のイタリアを含むヨーロッパの金融危機に絡むイタリアの時局をフィーチャーした「Viaggio Nella Grande Crisi: Da Lehman Brothers al Governo Monti」は11月20日に発刊されたばかりですが、これをKindleで瞬時に入手できます。

ところが、現時点ではこの電子ブックリーダーKindle自体をamazon.itから直接購入することはイタリア国内の住所に在住する人以外出来ません!!

でもがっかりしない。その解決方法をこれから探してみる。。。。。

まずKindleをamazon.itで購入しようとすると:
capture_02122011_133015.jpg購入ボタンを押してもイタリアの住所じゃないから送れません、ですと。



日本の住所から購入できる米国amazon.comのKindleを使って、イタリアアマゾンの新規アカウントにMy Kindleとして登録することはできます(amazon.comへのKindle登録は解除ーDeregisterーしなければなりません。この時、PC版Kindleアプリだけ中身のKindle eBookデータも有料分は削除されるようです。しかしKindle登録を元のAmazon.comのアカウントに戻すと再びダウンロードできます)。

ただ日本から購入できるKindleって、米国内限定販売となっている最新のKindle Fireでもないし、タッチパネル対応のKindle Touchでもない、一つ前の旧世代Kindle 3同格機なんですよね。まあ、amazon.itで買えるのもおなじタッチ非対応のKindle 3同格機ですけどね。

また仮に米国Amazon.comで調達した日本向けのKindleでamazon.itのMy Kindleに登録できても、「イタリア国内住所を使わずに」登録したamazon.itのアカウントでは、無料Kindle eBook以外のKindle eBookの購入は出版社・著作者との販売権の問題で出来ません。自分がamazon.comでアカウント情報を登録して、そのまま共通でamazon.itでも使えていた既存アカウントでも出来ませんでした。

capture_02122011_161907.jpg"I titoli Kindle per il tuo Paese di residenza non sono disponibili su amazon.it. "と言われる。




amazon.itではKindle購入者の住所チェックをしていて、「イタリア領土内の住所」で登録されているアカウントでないとKindle書籍は販売できないと言ってるので、「なにがなんでも」イタリア国内の住所が必要なようです(なぜかスイスの住所でも、とamazon.itは言ってますが。。。)。

capture_02122011_115530.jpgこの利用者の住所登録のところでイタリアの住所がどうしても必要。



Amazon.itのトップ画面から→「Kindle」→「Il mio Kindle」→「Il mio account Kindle」で「Impostazioni Paese」にイタリア国内の住所を設定。

「Il mio account Kindle」での登録住所はイタリアでないとダメなんですが、Amazon.it全体で支払いに使うクレジットカードの登録住所(クレジットカード会社に届け出ているものと同じでないと今度はクレジットカード認証ではねられます)は別にイタリア国内でなくてもダイジョブでした(このエントリ執筆時点)。

「Il mio account Kindle」の登録住所さえイタリア国内の住所で用意できれば、どこにいてもどこのクレジットカードを使っても、amazon.itからKindle eBookを購入できるわけです(このエントリ執筆時点です、あくまで)。イタリアからKindleを持ってイタリア国外に出かけても滞在していてもKindle eBookを国に戻らないと購入できない、ましてダウンロードも出来ないでは困りますものね。

「Il mio account Kindle」の登録住所だけがネックということがわかったので、考えてみれば、Kindle本体も必要ありませんでした。iPad/iPhone/AndroidやMac、PCに用意されているKindleアプリをイタリア国内住所で登録したamazon.itのアカウントにそれぞれのアプリ側の設定メニューで紐付けします。そうするとamazon.itの「Il mio Kindle」のKindle管理ページに現れるようになって、購入したKindle eBookをプッシュできるようになります。

capture_02122011_115503.jpg「Il mio Kindle」に登録されたiPod TouchのKindleアプリ。


capture_02122011_115646.jpg購入した無料・有料のKindle eBookのリスト表示。


ということで、自分の場合はイタリア国内の住所を「Il mio account Kindle」の「Impostazioni Paese」で登録しなおしたamazon.itアカウントを新規に作成して、無事にamazon.itからKindle eBookを購入することできるようになりました。amazon.comで作成した既存の共通アカウントのまま、「Il mio account Kindle(Manage My Kindle)」の登録住所(Country Settings)だけイタリアの住所に変更しても大丈夫だとは思います。が、米国amazon.com本家のKindle Storeにも用があって分けておきたい自分は試してません。

写真 11-12-02 13 24 39.pngiPod TouchのKindleアプリで一覧に並んだイタリア語Kindle eBook。


写真 11-12-02 13 25 17.png英語版でも購入してたSteve Jobsの自伝をイタリア語版でもふたたび購入してみました。。。。イタリア語版の出だしは、iPod Touch上でこんな感じ。ちゃんとイタリア語ですよ!


 
capture_02122011_154734.jpgこちらはPC版Kindleアプリで見た「La Avventure di Pinocchio」(無料)



さあこれでイタリア書籍読みまくりだっ!!!。。。。せっかくだから新しい方のKindle Touchでも買ってくるかぁ。

 
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